その親切心、自己満足ではありませんか? 親切心に対価を求める人たち
- 2017.07.09
- 世の中の仕組み



こんにちわ(*´∀`)丿 NORIです☆
今日は、「その親切心、自己満足ではありませんか? 親切心に対価を求める人たち」というお話です。
「親切な人」と言うのは誰からも好かれますし、人に親切にするというのはとても良いことです☆
しかし、実は・・・
多くの人は「親切」による「対価」を相手に求めているからこそ、人に親切にしているともいえます。
もちろん、親切心に対して対価を求めることは、自然な感情です。
世の中には「無償の愛」という言葉がありますが、本当に無償で人に親切にできる人というのは大変人格が高く立派な人ではあるのですが、実際は、そんな人はとても少ないでしょう。
そして、わたし自身も含めて、多くの人がその域に達するのはまだまだ難しいと言えます。
ただ、中には反対に、親切心に対する対価をあまりにも相手に求めすぎる人もいるんです。
そしてわたしたちも、もしかしたら、親切心に対して相手に過剰な対価を求めすぎていないか?
というのをチョット考えてみたほうが良いかもしれないと思い、今日の記事を書くこととしました☆
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わたしが実際に会った「親切心」に過剰な対価を求める人
わたしが以前勤めていた会社の上司の話をしますね♪
その上司は、社員を大変可愛がっている(と自分では思っている)上司で、事あるごとに社員にご飯をおごったり、飲みに連れて行ってくれたりもしました。
と、ここまでなら「とても良い上司じゃん!」って話になるのですが、その上司はチョット違ってたのですね。
たとえば・・・
その上司は、いつも遅くまで残業している部下の為を思って「夜食として食べるお弁当」を、よく事務所に届けてくれていました。
夜食をご馳走してくれる事自体はとてもありがたいのですが、それからが大変だったのです。
お弁当を食べる前に、部署内の約10人は本社にいる上司に「○○さん、いつも有難うございます!」と5分以内に電話でお礼を言わなければならなかったのです。
もし、少しでも電話でのお礼が遅れると、すぐに上司から電話がかかってきて「お礼の電話がないぞ!」と激怒して次の日の朝礼では「お礼を言わなかったことに対しての叱責」が行われるのでした。
これはチョット極端な例ですが、実際こんな人もいるんですよね。
この上司の場合は、自分では「親切」と思ってやっているのでしょうが、実際は「部下にお礼を言ってもらいたい」と言う、自分の満足感を満たすために社員にご飯をおごってるのでした。
ここまでわかり易い極端な例は、皆様の周りには少ないと思いますが、しかし、わたしたちも、この上司と同じような事をしてしまっている可能性もあるのですね。
本当の親切心は「対価を求めない」
街を歩いていると、募金箱を思って募金活動をしている人を、見かけることがあります。
親切な人の中には、こういった募金を行う人がいたら、迷わず募金をする人も多いのではないかと思います。
たとえば・・・
あなたが募金箱に千円札を入れたとします。
しかし、募金の人は、あなたが千円入れてくれたことに対して、お礼も何も言わなかったとしたら、あなたはどう思うでしょうか?
きっと、「せっかく千円入れたのに、お礼くらい言えよ!」と、不機嫌な気分になると思います。
実は、不機嫌になったということは、その時点で、相手に「お礼を言ってもらいたい」という対価を求めているのです。
もし本当に、親切心だけで募金を行ったのであれば、たとえ相手がお礼を言わなくても、募金をした人は満足なはずなのです。
ボランティアにしても、困っている人を助けてあげて、相手がお礼を何一つ言わなくても「別に気にしない」というのが本当の親切心なのですね。
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親切にするなら「一番近くにいる人」から始めよう!
よくボランティアなどで、発展途上国などの海外に行ったり、震災時や災害時に遠方まで出かけて、積極的に人助けを行う方々がいます。
もちろん、ボランティアをする事自体は大変素晴らしいことですし「人助けをしたい」と願う気持ちがある人は心優しい愛に溢れた人達だと思います。
しかし、意外と多いのが、遠方でボランティアを行っているのに、自分自身は家族仲が良くないとか、海外の災害時に募金はするけど、会社の人たちとは仲が悪い・・・
こんな人達は、皆様の周りにも、もしかしたらいるかもしれませんね。
実は、わたしたちはこの世に生まれてくる時に、「どこ国のどの地域のどこの親元に生まれてくるか?」という事を、自分自身で決めてきているのです。
これはどういう事かといいますと・・・
「あなたは、あなたの生まれた場所で、あなたの近くにいる人に親切しなさい」。
と神様から言われている。ということなのですね(*´ω`*)丿
そして、自分の生まれた地域で、自分の一番近くにいる人から順番に親切にする。というのが正しいのです。
順番としては、家族→職場の人→友人・・・と、この順番で、「周りの人たちに親切にしなさいよ」という目的のもとに生まれてきていると言えます。
そして、職場に関しては、スピリチュアル的に見ると、その職場から呼ばれるのです。
自分が働く会社は自分で決めているような感じを受けますが、スピリチュアル的には、その職場から呼ばれて、「今のあなたに丁度よい仕事」をする事により、魂を磨くようになっています。
関連記事
→ボランティアで不幸になっていませんか? ボランティアの正しい考え方
身近な人に親切にする前に、遠くのボランティアに参加してしまうのは何故か?
親切心を出す時に「身近な知人」よりも「遠方の他人」に親切にしてまう本当の理由は何でしょうか?
実は、ここにも、わたしたちが無意識に「親切心」に対して「対価」を求めているからなのです。
たとえば、Aさんが遠方の被災地に出向いて、見ず知らずの人にボランティアを行ったとします。
災害で困っているので、服や下着を大量に持っていってあげよう!
と考え、沢山の服をダンボールに詰めて運びました。
しかし、実際に被災地についてみると、衣服には困っておらず、本当は「水」が一番不足している状態だったとします。
そんな状況でも、赤の他人がわざわざ親切心で、大量の衣服を運んでくださったので、ボランティアを受ける人は文句を言わず「服」を受け取り「ありがとう」とお礼を言うでしょう。
では、これと同じことを身内でやったらどうなるでしょうか?
実家の親がお金に困っているのを聞いて、Bさんはお金がないのだから「食べ物がいるな」と思って大量の野菜を買っていったとします。
しかし、実家について見ると、そこには食べ物は十分にあり、困っているのは「家賃を払う為のお金だった」という事実を知ることになります。
こんな場合でも、相手が身内なら「欲しいのは食べ物じゃなくお金なんだよ!」ハッキリ文句をいうことが出来ます。
しかし、相手が見ず知らずの他人だと、親切をしてくれた人に文句をいうことは出来ませんので、とりあえず「お礼」を言います。
つまり、多くの人が、身近な知人よりも遠方の他人に親切にしやすいのは、潜在的に「お礼」という「対価」を求めているからなのです。
そして、本当に相手の為を思った「親切心」というのは、相手の求める事を感じ取る「正確さ」が必要となります。
じつは、これが物凄く難しく、自分自身が多くの経験を積んでいないと、他人が何を求めているか?を想像するのは難しいのですね。
わたしたちが心がけたい親切心とは?
それでは、「他人に親切にしたい」と願う心優しい人たちは、どうすればよいのでしょうか?
やっぱり、わたしたちの一番近くにいる人から始めるのが正解なのです☆
家族と一緒に暮らしている方なら、親、兄弟、夫婦、おばあちゃん、おじいちゃん・・・
いつもより多く話しかけて、いつもより笑顔で接することを心がけます。
そして、次に親切にするのは職場の人です。
学生さんなら、クラスメイト、バイト先の人、といったような順番となります。
職場の人に対する親切は、相手が上司なら、上司から頼まれた仕事を一生懸命やるのが親切心です。
相手が同僚なら、同僚の手伝いをしてあげたり、皆が嫌がるような雑用をやってあげるのが親切です。
そして、近所の人にも親切にしましょう。
近所の人にする親切といっても、顔を見かけたら「ちゃんと挨拶する」。
余裕があったら「ひと声かけてあげる」。
たったこれだけでよいのです。
いつも仲良く遊んでいる友達にも親切にします。
相手が友達だからと言って、会社の悪口や、家族の愚痴を言うのではなく、なるべく皆が楽しく、明るくなるような言葉を発してあげるのが親切です。
そして、自分の身の回りの人には完ぺきに親切にできるようになったぞ!
と思ったら、次の段階として、遠方のボランティアに行くなり、募金をするなり、遠くの他人に向けて親切心を出すことが出来るのです。
最後に
今日は「親切」について色々と書いてみました。
ただ、これはあくまでも理想であり、こんな事はナカナカ完璧に出来るものではありません。
中には「身の回りの人には全員に親切心を出せている」という立派な人もいるかもしれませんが、多くの人たちは出来ないものです。
しかし「本当の親切とはこういう事なんだよ」という事を知識としてちょっと知っていただけましたらと思い、この記事を書いてみました☆
読んで頂きありがとうございました!
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