ブラック企業を今すぐ辞めなければならない理由とは?
- 2017.07.18
- 仕事とかお金のお話

こんにちは!NORIです(*´∀`)ノ
今日の記事は、依然社会問題となっている「ブラック企業」についてです☆
私自身も過去にスーパーブラック真っ黒け会社で働いていた経験があります。
今日は、当時のブラック企業勤務時代の頃を振り返りつつ・・・
どうしてブラック企業は無くならないのか?
ブラック企業から脱出する方法は?
などなど、色々と書いてみたいと思います☆
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ブラック企業は社員が悪い!?
ブラック企業は、多くの場合が「会社側」が原因とされていますが、実は、わたしの考えはまったく逆で・・・
ブラック企業問題は「働いている社員側に問題がある」と思っています。
こんなことを書くと物凄く批判されそうですが・・・(汗)
実際、わたしも過去にブラック企業で働いていた経験はありましたが、今思うと「全て自分の責任」と思っています。
簡単に言うと「嫌なら辞めればいいじゃん」ということなのですが・・・・
もう少し詳しく説明をさせて下さいね♪
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会社・雇用主・従業員の関係を理解する。
まず、会社と言うのは「利益」を出すことが目的の「営利集団」です。
どんなに綺麗事を言っても、ホワイト企業もブラック企業も、目的は「お金儲け」なのです。
しかし会社組織の舵を取る「社長」には、お金儲けの能力のある社長、能力のない社長、色々な社長がいます。
能力のある社長の会社は、社員にストレス無く働いてもらい、適切な報酬を払い、尚且つ会社の利益を出すことにも成功します。
こんな会社は「ホワイト企業」と言えるでしょう♪
反対に、能力の無い社長は、上手に商売をすることが出来ずに、思うように利益を出せません。
しかし、会社としての経常利益がプラスにならないと、会社は赤字になってしまいます。
赤字が続けば、その会社はいづれ倒産します。
倒産を避けるために、社長は利益を出すために従業員を時間外労働させます。
残業代を払ってしまったら、会社の利益が減るので、残業代もカットします。
結果、従業員は疲弊して、晴れて「ブラック企業の誕生」となります。
つまり、ブラック企業の原因は「社長が無能」だからなのです。
おいおい、さっき、ブラック企業の原因は「社員が悪い」って言ったジャン!
って言われちゃいますね。
と言うわけで、話は続きます・・・
たとえば、あなたが入社した会社が「実はブラック企業だった!」という事が、後から解ったとします。
しかし、あなたは「こんな会社にいられるか!」という事で会社を辞めるとします。
もし、これと同じ事を、日本中のブラック企業で働いている人がやったらどうなるでしょうか?
皆が一斉にブラック企業を辞めたら、日本中のブラック企業は倒産します。
そして、ブラック企業と呼ばれる会社は、何とか従業員を確保するために、給料を上げたり、労働時間を短くしたりといった「経営の改善」を余儀なくされます。
その結果、この国からブラック企業は姿を消し、ホワイト企業ばかりになるはずなのです。
つまり、ブラック企業がこの国に存続できてしまっている原因は、ブラック企業で我慢して働き続けてしまう人が沢山いるからなのです。
ブラック企業で我慢して働く人がいるから、まともな会社が倒産していく
ブラック企業で我慢して働く人がいる限り、まともな会社はどんどん存続できなくなっていきます。
これは、どういう事かと言いますと・・・
たとえば、ある商品を作っているブラック企業があるとします。
そのブラック企業は、会社の利益を出すために、ライバルに負けないように商品の価格を限界まで下げます。
結果、社員の賃金をカットすることになってしまいましたが、商品の価格はライバル社よりも安くする事に成功しました。
そして、店舗やネットショプなどの販売店には、ブラック企業製の商品が、ライバル社よりも安い値段で並ぶことになります。
ライバル社は、社員の賃金もちゃんと払うホワイトな経営をしているため、商品の価格を抑えることが出来ず、結果的に、ブラック企業製の商品に「価格」で負けてしまいました。
しかし、一般消費者は、その商品がブラック企業製なのか、ホワイト企業製なのか?を判断して商品を買うわけではないのです。
一般消費者は、値段の安い商品を買います。
そして、値段の安い商品は「ブラック企業製の商品」なのです。
その結果、ホワイト企業で作られた商品は次第に売れなくなり、ホワイト企業は潰れてしまうのです。
ブラック企業でが存続してしまっている原因は、ブラック企業で我慢して働き続ける人がいるからなのですが、ブラック企業で働き続けている人は「市場のバランスを崩し、ホワイト企業を潰す原因を作っている」と言えるのです。
少し厳しい話になりますが、ブラック企業で我慢して働き続ける人は、その事により、ブラック企業をのさばらせる手助けをしていることになります。
ブラック企業は日本だけ
実は、ブラック企業という言葉は「日本特有」のものなのです。
海外の場合は、欧州の先進国にも東南アジアにも「ブラック企業」という言葉はありません。
なぜなら、海外の労働者は「報酬に合わない仕事は辞めてしまうからです」。
日本では、残業代が出ない会社はかなり沢山あると思います。
しかし、こんな経営を海外で行ったら、従業員が「契約と違うだろ!」と怒りだして、給料を上げるか、労働時間を減らすように雇用主に交渉します。
時間外労働についても、「お金をくれないのに何故働かなければならないのか?」と、従業員は雇い主に対して普通に抗議するのです。
ところが、日本では不思議と、時間外労働や長時間労働がまかり通ってしまっているのですね。
おそらく、日本人は古くから「義理人情」を重んじる国民のため、「奉仕」の意味合いでタダ働きをしてしまう傾向にあるではないかと思います。
さらに、日本人の持つ「協調性の高さ」も原因のひとつで、まわりの人が残業しているから自分だけ早く帰れない。
と考えてしまうのですね。
こうした日本人特有の考え方自体は、日本人の心の美しさでもあり、わたしは悪くないと思うのですが・・・
しかし「仕事は仕事」なのです。
そして、わたしたち日本人が持つこの「奉仕の精神」や「自己主張の弱さ」「協調性の高さ」が、ブラック企業の経営を成り立たせてしまっている原因でもあるのです。
ブラック企業で働いている人がすべきことは「すぐに辞めること」
もし、今現在、自分の働いている会社を「ブラック企業」と感じて、仕事が嫌で嫌で我慢が限界の方がいたら・・・
すぐに辞めましょう!
日本には、労働者を守るための「労働基準法」という法律がちゃんとありまして、あなたがやるべきことは、「労働基準監督署」に電話をかけるだけなのです。
最近の「労働基準監督署」はブラック企業にはかなり厳しいです!
電話をかければ、すぐに調査に乗り出します。
そして、労働基準監督署が入って、違法労働が見つかった場合は、その会社は労働基準監督署の支持に従い、一定期間は営業を出来なくなるのです。
そんな事までしたら、「会社に迷惑がかかる」とか、「他の社員に迷惑がかかる」、なんて考えてはいけません。
大切なのは、まず自分が苦痛から開放されることです。
更に言うと・・・
ブラック企業で我慢して働き続けることにより、「ブラック経営で商売ができるんだ」と考える経営者をのさばらせることになってしまうのです。
つまり、社員が我慢してブラック企業で働いている限り、ブラック企業は無くならないのです。
ちなみに、私の知っている超ブラック企業では、社員が労働基準監督署へ駆け込んでも問題ないように、正社員は全員「役員」に昇格させています。
これはどういう事かというと・・・
日本の法律では、従業員である限り、その人の労働条件というのは「労働基準法」により守られています。
しかし、社員を「役員」に昇格させることにより、その人は「経営側の人間」となるのです。
つまり、その人が仮に長時間労働や残業代不払いで「労働基準監督署」に駆け込んでも、労働基準監督署から見たら、「君は経営者側でしょ?」という事になるので、労働基準法は適応されないのですね。
ブラック企業の社長の中でも、本当にズルい人は、こんな事までするんです。
ズルい経営者は、口では「社員の為を思って」とは言いますが、ブラック経営をするような社長は、絶対に自分と自分の家族のことしか考えていません。
悪どい経営者の甘い言葉や「アメとムチ」戦法にハマってはいけません。
そして、これもよくある事例なのですが、ブラック企業を辞めようとすると、上司や経営者から「ウチで務まらなければどこへ言っても同じだ!」と脅されることがあります。
しかし、そんなことは絶対にありません。
世の中にはブラックでないホワイト企業もちゃんとあるのです。
このようにブラック企業の経営者側は、あの手この手でわたしたちを騙して、わたしたちの大切な時間や能力を搾取することを考えています。
ブラック企業の経営陣の言うことをまともに聞き入れてはいけないのですね。
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ブラック企業の定義は、自分がブラックと感じるかどうか?
ブラック企業と呼ばれる会社は多くありますが、では、ブラック企業の定義とは何でしょうか?
残業代が出ない
長時間労働
休みがない
パワハラ
社内イジメ
おそらく、多くの方がこう考えているのではないでしょうか?
しかし、ブラック企業の定義というのは、「自分がブラック企業だと思うかどうか?」なのです。
たとえば、同じ会社で長時間労働をしているAさんとBさんがいます。
Aさんは自分の仕事が大好きで、長時間労働もまったく気にせず楽しんで仕事をしていました。
しかし、Bさんは仕事内容が自分には合わず、仕事が苦痛でしかありませんでした。
この場合、同じように長時間労働をしていても、Aさんからしたらその会社は「ホワイト企業」ですが、Bさんからしたら「ブラック企業」になります。
同じように、Aさんの場合は社内での人間関係は良好で、ストレス無く働いていたとします。
しかし、Bさんは社内でイジメやパワハラにあっていて、仕事が苦痛でしかありませんでした。
この場合でも、Aさんからすると「ホワイト企業」ですが、Bさんからすると「ブラック企業」になります。
この様に、その会社がブラック企業か?ホワイト企業か?というのは、個人個人で違うのですね。
つまり、その人が「嫌」だと思ったらブラックなのです。
もしかして、自分のいる会社が一般的に「ブラック企業」と呼ばれている会社だとしても、自分が苦痛を感じていなかったら、自分にとっては「ホワイト企業」なのだ。
なんて事もあるのですね。
単純に、労働環境や賃金だけでブラックかどうかを判断していたら、日本のアニメ製作会社は全部ブラックになってしまいますしね(*´ω`*)
関連記事
→人生の選択で迷った時「どちらが楽しいか?」で決める
ブラック企業から脱出しよう!
わたしが過去に努めていたブラック企業は、社長が金正恩のような完全独裁政権でした。
深夜4時まで(というか朝まで)続く会議とか、それは壮絶でした。
休日もかわまず社長から携帯に電話があり呼び出さたかと思ったら「部屋の掃除をしてくれ」だとか。
耐えきれなくなったわたしは、会社を辞める決断をし、最後に言いたいことを全部ぶちまけてやろうと思って、思いっきりキレてみましたヽ(`Д´#)ノ
しかし、辞めるためにキレてはみたのですが、わたしの場合は「給料を上げるから」と向こうが謝ってきたため、結局コレを2回も繰り返してしまいました。
結局最後は会社が倒産したのですが、この経験によりわたしが学んだことは・・・
ブラック企業の経営者は、「ブラック経営でも働いてくれる社員がいる事に胡座をかいている」という事でした。
やっぱり、ブラック企業は「会社」が悪いのではなく「働いている社員」の考え方の間違いなのですね。
しかし、今は「労働基準監督署」がちゃんと仕事をしてくれるので、キレるよりも、ちゃんと理性的に「労働基準監督署」にチクリ電話をするのが良いと思います。
「キレる」という行為は、人間の体にも魂にもよくありませんので、やっぱりオススメしません(*´∀`)
関連記事
→我慢や苦労は美徳でも何でもない!嫌なら辞めればよいのです。
まとめ
今日はブラック企業について色々と書いてみました。
最後にまとめてみますね♪
1. ブラック企業がのさばる原因は、ブラック企業で我慢して働いてしまう社員がいるから
2. 会社・雇用主・従業員の関係を理解する。会社は、どんなに綺麗事を言ってもお金儲けが目的であり、それを達成するために、常に賃金カットを考えていると言って良い
3. ブラック企業で我慢して働く人がいるから、価格競争に負けて、まともな会社が倒産していく
4. ブラック企業は日本だけの珍しい現象
5. ブラック企業で働いている人がすべきことは「すぐに辞めること」
6. ブラック企業の定義は、自分がブラックと感じるかどうか?周りがなんと言おうと、自分がブラックと感じない(仕事を楽しいと感じる)のなら、その仕事は続けたほうが良い
本当はブラック企業なんて存在しない世の中が理想だとは、誰もが思っているでしょう。
今すぐに、世の中の仕組を変えることは出来ないかもしれませんが、日本からブラック企業を無くす為にも、ブラック企業の知識を沢山の人にシェアして頂ければと思います☆
読んで頂きありがとうございました!
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