神道とは?神道を解りやすく解説してみた
- 2018.04.30
- 宗教のお話



こんにちは☆NORIです(*´ω`*)ノ
今日は「神道」について解りやすく解説してみようと思います♪
神道は、日本に古くから伝わる宗教で、わたし自身は、世界中のどの宗教と比べても最も素晴らしい教えなのではないか?と思っております☆
スポンサーリンク
神道では「自然」が神なのです
神道が他の宗教と大きく違うところは、「教祖」がいないところです。
そのため、教祖が信者からお金を騙し取る集めることもなければ、教祖が偉そうにふんぞり返って信者を洗脳してこき使うなんてこともありません。
では、神道でいう神とは何かというと、「自然」なのですね。
海や山、川、森の木々、石っころ・・・すべてのモノに神が宿り、これを敬うのが神道の教えです。
更に言うと、わたしたち一人一人の中には「魂」がありますが、その魂が「神の分け御霊」とされております。
そのため、わたしたち一人一人も本当は神と同じ存在であり、神社に鏡が置いてあるのは、鏡を見て「神はあなたの中にいるんですよ」という事に気づきましょう!
という意味なのですね。
たとえば、キリスト教はイエスが神ですし、仏教は釈迦が神です。
神道での神といえば「天之御中主(アメノミナカヌシ)」が一番上の神だと言われておりますが、しかし、神道の場合は、「八百万の神(ヤオヨロズノカミ)」といわれるように、「800万人の神がいる」とされているのです。
まぁ、自然のあらゆるものに神様が宿っていて、さらに、わたしたちの魂自体も神と同じである事を考えれば、実際は800万人どころの騒ぎではないと思いますが、要するに神様がそっこら中に沢山いるという事です☆
そして、神道で言うそれぞれの神は、他の宗教のように「全知全能の神」というワケではないのですね。
天狗のような神様は、風を起こす力は持っていますが、ただそれだけであり、設定上は、天狗は特に立派な人でもありません。
お稲荷様はお金儲けの神様ですが、別に全知全能というわけではなく、わたしたち人間と同じように、悩み、妬み、時には怒ったりする様な存在なのです。
関連記事
→神社に行ったら体調不良に!? 神社で体の調子が悪くなる原因とは?
→神様は自分の中にいる
→全ての物に魂は宿る〜宇宙規模で行われる輪廻転生のシステム〜
スポンサーリンク
神道の教えとは?
キリスト教にしても仏教にしても「正典」という「神の教えが書かれた教科書」がありますが、神道にはそういったものはありません。
なぜなら、一人一人が神であると同時に、周りのもの全てにも神が宿っているので、「教えはそこから感じ取るもの」という事なのですね。
ただ、「神道」という名前の通り、「教え」という表現は適切ではなく、正しくは「道」なのですね☆
簡単に言うと、他の宗教では、「正典」という教科書に書いてある通りに生きれば、人生の悩みや辛いことから解放されて「天国に行ける」とされていますが、神道では、それを「自分で感じて自分で学ぶ」というところに意味があるのです。
その答えの集大成が「道徳」と言う考え方なのですね。
ただ、神道には「四魂」という考え方もあります。
四魂は、「和魂(にぎみたま)」「幸魂(さちみたま)」「奇魂(くしみたま)」「荒魂(あらみたま)」という4つの魂から成り立つとされています。
和魂 → 平和や調和を望み、親和力の強い「親」の魂
幸魂 → 思いやりを大切にし、理解すしようとする「愛」の魂
奇魂 → 観察力や認識力、理解力を求める「智」の魂
荒魂 → 勇猛果敢で行動力がある軍神的な「勇」の魂
神道におけるこの4つの「四魂」は、「人が高次に精神性を進化させる為の考え方」と言うことも出来ます。
たとえば、神社には鏡が置いてありますが、「かがみ」から「が」を取ると、「神」になります。
ここで言う「が」とは、「我」の事です。
つまり、人間が持つ、欲や妬み心、嫉妬心などの、「我」の部分を取り除いた時に、あなたは神に近づくことが出来ますよ☆という意味なのですね。
よく神主さんが、大麻(オオヌサ)を左右に振ってお祓いをしていますが、あれは、その人の心の汚れである「我」を取り除くという意味なのです♪
さらに「汚れ」とは「けがれ」と読みますが、実は「気枯れ」という意味なのですね。
つまり、汚れとは「気が枯れる」ということです。
気とはすなわち人間の持つエネルギーそのものなので、人は、気が枯れてしまったら、幸せになる事は出来ません。
そのため、「汚れを取る」というのは、「気を満たす」という意味なのですね☆
関連記事
→宇宙の全ての物質は、エネルギーで出来ている
→日本人と道徳心。忘れ去られた日本人の精神性を取り戻す
神道と輪廻転生
実は、神道には輪廻転生と言う考え方はありません。
前回の記事でも書きましたが、ユダヤ教やキリスト教、イスラム教にも輪廻転生と言う考え方は無く、輪廻転生を説いているのは仏教だけなのですね。
ただ、仏教でも「霊魂の存在」と「輪廻転生」に対する考え方はいろんな解釈があり、空(くう)をどう捉えるか?で変わってきますので、「本来の仏教は魂も輪廻転生も存在しない」と解釈する人もいます。
わたし自身は、「因果応報」が、輪廻転生のことだと考えておりますがね♪
神道では、この世界には、人間が住む「この世」と、死者や神々が住む「霊界」が存在し、この二つの世界が極めて近い場所に重なり合って存在しているとされています。
これは、「千と千尋の神隠し」の描写をみると解りやすいかと思います。
千尋一家が迷い込んでしまった世界は「霊や神々が住む世界」なのですね。
とわ言っても、神道では、人は死んだら霊の世界へ行くわけですが、そこからまた「人間に生まれ変わりたい!」として、人間となってこの世にやって来るともされているのですね。
これは、わたしがこのサイトでもよく書いている輪廻転生のプログラムとは少し意味が違うかもしれませんが、ただ神道では、「先祖を敬う」ことの大切さは説いているのですね。
神道では、死んで霊界に行った魂は、この世で生きている人が故人を想っている間は、その人の側についてあの世から見守っているとされています。
これは、守護霊の考え方に近いかもしれません。
しかし、この世の人が故人を忘れてしまったら、その魂は消滅し、また自然霊に帰るとされています。
関連記事
→守護霊からのメッセージを聞く方法
→魂と輪廻転生の仕組みを図解してみた
→人は何度も生まれ変わる! 輪廻転生のお話
神道と神社
現在日本には、81,000の神社があり、85,000人の神職の方が働いています。
わたしたちは、神社へ参拝に行くと鈴を鳴らして手を「パンパン」と叩きます。
あれは、何を意味しているのかと言うと、まず鈴を鳴らすことによって、神様に「こんにちは(*´ω`*)ノ」と挨拶をしているのですね。
誰かんちに遊び行ったら、玄関のチャイムを押すのと同じです♪
そして、お辞儀をして手を「パンパン」するのも、「わたしはここにいますよ~(*´ω`*)ノ」と、神様にお知らせしているのですね。
そして、願い事を言うわけなのですが、ただ、他の記事でも書きましたが、神社で願い事を言うのは、実は正しくないのですね。
わたしたちが神社に行ったらやらなければならないのは、「感謝の気持ちを伝える事」なのです☆
つまり、鈴を鳴らしてお辞儀をして、手をパンパンと叩いたら・・「今日も健康で幸せに生きております!ありがとうございます(*´ω`)ノ」と、神様に伝えるのが、正しい参拝の仕方です。
すると、その声を聞いた神様は、「この人は神を信じているから、もっと幸せにしてやろう!」と思って、その人の人生がますます豊かになって行くわけです。
これを、今風のスピリチュアリティーで説明すると、「自分の魂の自己肯定感を高めることにより、その波動に同調した良い現象を、自分に引き寄せる」と解釈することが出来ます。
神社でどうせ願い事をするのなら、「世界人類が幸せでありますように☆」と言った具合に、「他人の幸せを願う」という考え方でなければ、それは「我」でしかありません。
関連記事
→神社での参拝の仕方や初詣の作法。神社はお願いするところではない!?
→自己憐憫は自分を不幸にする。あなたが望みだと思っている事、それ不平不満ですよ
→波動とは? 波動の上げ方。波動を下げると自分が損する!?
神社とパワースポット
言ってみれば、神社は全部パワースポットです。
その理由は、古来より、地理的に霊的エネルギーが強い場所を選んで神社が建てられている。という事もありますが、神社には毎日たくさんの人が訪れるわけです。
そして、神社にやってくる人の中には、憎しみや怒りの感情をあらわにして神社に来る人なんて、ほとんどいません。
大抵は、みんな「喜び」の念を抱いて神社に来るわけなのですね。
すると、そういった人たちのプラスの波動が、神社には溜まるわけなのです。
そのため、神社に行けば、誰でも浄化されたような感覚を受けますし、なんだか気持ちが良く感じるのですね☆
というわけで、言ってしまえば、神社は全部パワースポットと言えるのです(*´ω`)ノ
関連記事
→パワースポットって、そもそも何なん?
→願い事が叶う仕組み
最後に・・
今日はあらためて「神道」について書いてみました☆
わたしが普段発信しているスピリチュアリティーな考え方と、結構被る部分も多かったのではないか?と思います☆
また、自然霊を崇拝する神道の考え方は、同じく自然崇拝をするネイティブアメリカンの考え方とも似ていると言えます。
読んでいただき、ありがとうございました!
関連記事
→間違った神社参拝は、不幸を呼び寄せる!?
→ネイティブアメリカンと自然崇拝。今尚続く迫害の歴史について
→仏教とは?仏教と釈迦の教えを解りやすく解説してみた
→日本人の独特な宗教観
→日本に生まれたという奇跡!日本人というだけで凄く幸せなのです
→神に祈る事によって人は救われる。正しい祈りとは?
スポンサーリンク
-
前の記事
イスラム教とは?なぜテロは起きるのか? 2018.04.29
-
次の記事
ユダヤ教とは?世界を動かすユダヤ人の迫害の歴史 2018.05.01
こんにちは。はじめまして。
いつもこちらのサイトを拝見させて
いただいているものです。
実は気になる事がありまして、
noriさんに相談なのですが。
ここ半年ほどの間。立て続けに車と
接触寸前という事がありました。
私は普通に横断歩道を歩いているのですが、
右折車に巻き込まれる寸前が2回。
つい先ほどはコンビニの入り口に向かって
歩いていたら、停車中の車が
バックしてきて危うく接触しそうになりました。
何か意味があるのでしょうか?
こう続けてあると考えてしまいます。
よろしくお願い致します。
はいこんにちは☆いつも観ていただき、ありがとうございます〜(*´ω`*)ノ
意味はありますよ♪
事故やトラブルが立て続けに起きる時は、こちらの記事も参照にしてみてくださいね〜
https://xn--ccke5d6a8fj3i7afn.com/2017/10/02/trouble/
面白いご指摘ですね
わたしも以前から思っていましたが、千尋一家が迷いこんだ世界は霊の世界というよりは眷属たちの世界ですね。
カエル、龍、蜘蛛・・・神社のマスコットとして時々出没する愛すべき脇役たちです。
宮崎駿さんはするどい目の持ち主だからあの世界を垣間見てしまったんでしょうね。
ヒットする作品にはヒューマンドラマも多いがアンダーゴッドにて啓示を受けた作品が世界的に名を残す傾向があります。聖書もそうでしょう。
神道がこれから世界的に活躍できるかどうかはまだまだ未知数ですが、アンダーゴッドでないとキリスト教なみの発展は難しいでしょうね・・・
こんにちは♪
はい、わたしの独自解釈もだいぶ混ざっておりますが、読んでいただきありがとうです☆
そうですね、千と千尋の世界に出てくる神々は、みんな人間の様にそれぞれの我を持っていますし、そこがまた愛すべきキャラといえますねw
天之御中主がいるわけでもなかったので、眷属の世界というのは正しいでしょうね☆
まぁ神道が世界的な発展をみせることは・・・ないでしょうw
仰るように、UnderGODな教えでないと、広まらないでしょうね
多くの人は、驚くほど未熟ですからね〜(*´ω`*)
みんな、全知全能の絶対神である救世主を求めているのだと思います。