エルサレム問題とイスラエル。中東はなぜ戦争が絶えないのか?

エルサレム問題とイスラエル。中東はなぜ戦争が絶えないのか?




こんにちは☆NORIです(*´ω`*)ノ

今日は「イスラエルとエルサレム問題」についてのお話です。

わたしたち日本人から見ると、「中東ってなんで戦争ばかりしてんの(*´ω`*)?」と不思議に思いますし、中東問題って、なんだかよく解りませんよね。

ただ、これから世界が進んでいく未来を考えた時に、イスラエルを中心とした中東という地域は、とても重要と言えるのですね。

これからの世界の方向性を決める上で、キーとなるのは・・・

〇イスラエルと言う国
〇エルサレムと言う街(聖地)
〇ユダヤ人

といえるのです(*´ω`*)

そんなわけで~

何故イスラエルとエルサレムが、これほど重要視されているのか?

パレスチナ人とは何か?

といった中東情勢のお話を、なるべくわかりやすく解説してみようと思います♪




エルサレム問題を日本に置き換えて説明してみると・・・

それではまず、日本人にはなんだかピンとこないエルサレムの問題を、わたしたちに身近に感じるように、日本に置き換えて説明してみますねー(*´ω`*)

日本での一番有名な神社と言えば「伊勢神宮」です☆

わたしも先日、伊勢神宮に行ってきたばかりですが、信仰心の薄い日本人にとっても伊勢神宮のような神社は「聖地」であり、国民から愛される神聖な場所と言えるでしょう。

では、もしも他の宗教の人たちが伊勢神宮をぶっ壊して、そこに神殿を建てようと計画をしているとしたら・・・

みなさんはどう思いますか?

おそらく、信仰心が少ない日本人にとっても、これは嫌なことであり、阻止したいと思うはずです。

しかし、これと同じ様なことが、今、イスラエルのエルサレムで起きようとしているのですね。

この例え話は、つまり・・・

●伊勢神宮 = イスラム教の神殿「岩のドーム」
●伊勢市 = 聖地エルサレム
●伊勢神宮を壊そうと計画している宗教団体 = ユダヤ人

ということです。

そして、もしもユダヤ人が強引に神殿建設を進めて、アラブ人と戦争になってしまった場合、第三次世界大戦にまで拡大してしまう可能性もあるのですね。

 

イスラエルにおける、ユダヤ人とアラブ人の関係

イスラム教徒たちは、自身の教典であるコーランを、とても忠実に厳守する人たちであると言えます。

まぁ、簡単に言うと、イスラム教の人たちは、とっても信仰深いのですね。

そして、イスラム教徒達は、平和を愛する穏健派よりも、テロなどを行う過激派の方が、よりコーランの教えを忠実に実行していると言えるのです。

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つまり、ジハードとは、コーランの教えをより忠実に実行するための行動なのです。

ジハードとは「神のために努力をする」という事であり、「異教徒(他の宗教の人たち)を徹底的に攻撃して皆殺しにするのが正義なのだ!」というイデオロギーです。

そのため、もしもユダヤ人たちがエルサレムに神殿を建てるために、イスラム教の神殿を壊すような事になれば、怒ったイスラム教徒たちは直ちにジハードを実行することになります。

ユダヤ人達は、アメリカを始めとした国連加盟の多くの国にお金を貸している存在でもあり、実質的に、経済を動かしているのは、ユダヤ人です。

そのため、エルサレムの陣取り争いを廻る戦争が起きると、必然的に多くの国が参戦することになります。

対するイスラム教徒たちへは、アラブの国々を始め、それらを支援するロシアを中心とした東側の国が手を貸すことが予想されます。

そのため、今度また中東で戦争が起きると、「第三次世界大戦に繋がる可能性がある」と言われているのですね。

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エルサレムはなぜ聖地なのか?

エルサレムという地区が聖地であるという事は、皆さんも情報としてよく耳にすることだとは思います。

エルサレムとは、簡単に言うと、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の三つの宗教が「聖地」と定める場所なのですね。

エルサレムには東エルサレムと西エルサレムがあり、東側のエルサレムには・・・

〇キリスト教の「生墳墓教会」
〇ユダヤ教の「嘆きの壁(神殿の跡地)」
〇イスラム教の「岩のドーム」

と、3つの宗教の神殿が、わずか500m四方の狭いところに隣り合わせに建っている状態なのですね。

では、なぜこんなオカシナ状態になってしまったのかを説明するために、三大宗教の関係を時系列で簡単に書いてみますね・・・

◯紀元前13世紀頃、ヤハウェを神とするユダヤ教がエルサレムで誕生。
◯西暦30年頃、同じく、エルサレムにてイエス・キリストを神とするキリスト教誕生。
◯西暦600年頃、ムハンマドがエルサレムの山のてっぺんから昇天したことにより、イスラム教誕生。
◯1948年、世界中で迫害されまくっていたユダヤ人のために、国連が、イスラエルという国を建国。

とまぁ、こんな感じなのです。

ユダヤ教は、アブラハムというおっさんが「エルサレムのモリヤ山で、息子を生贄にしなさい」神のお告げを聞きいた事により始まりました。

キリスト教は、イエス・キリストが処刑されたのが、「エルサレムのゴルゴダの丘」でした。

イスラム教は、「エルサレムの聖なる岩」から、ムハマンドが天に登っていったことにより始まりました。

そして、モリヤ山も、ゴルゴダの丘も、聖なる岩も、エルサレムの中で、めっちゃ隣り合わせなのですね。

そのため、それぞれの宗教が聖地と定めた場所には、ユダヤ教の神殿跡地の「嘆きの壁」、キリスト教の「聖墳墓教会」、イスラム教の「岩のドーム」が隣り合わせに建っているのです

要は、「3つの宗教の聖地が同じ場所」というのが、問題をややこしくしているのですね。

もしも、ムハマンドが天に登って行った場所が、あと200mほど横にずれていたら、今起きようとしている争いは無かったのではないか?と言われています。

なぜなら、もしもムハマンドが昇天した場所があと数百メートルずれていたら、ユダヤ教徒たちが新しく神殿を建てるにしても、イスラム教徒たちの神殿を壊す必要はないからです

そして、こうした現在のイスラエルの状況というのは、全て聖書に書かれていた通りに歴史が進んだ結果だと言われているのです。

そのため、「聖書は預言書である」とされているのです。

実際、ユダヤ教徒達は、神殿を建てるために、すでに神殿の設計図も用意しておりますし、材料となる石も削り出され、次々にイスラエルに運び込まれているようです。

神殿で使用する装飾品などは、すでにほとんどが完成済みだと言います。

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イスラエルが戦争ばかりしている理由とは?

ユダヤ人は、2000年も前に自分たちの国を無くしていました。

そして、ユダヤ人はヒトラーに600万人殺されましたが、実は、2000年も前から世界の到るところでずっと虐められ続けてきた民族だと言えます。

ユダヤ人が、今、世界にどういった影響を及ぼしているか?というのは、皆さんもよくご存知の通りで、簡単に言うと、ユダヤ人は皆「とても頭が良い」のですね。

そのため、世界人口のわずか0.25%しか存在しないユダヤ人が、今の世界の「政治」「金融」に多大な影響力を与えているのです。

GoogleやFacebook、Dell、ワーナーなどの大手の映画配給会社や、トイザラス、ラルフローレンなどの有名ブランドなどの大企業は、ほぼユダヤ人が経営していますし、ノーベル賞の受賞者の3割はユダヤ人です。

アインシュタイン、スティーブン・スピルバーグもユダヤ人です。

そして、このサイトにもよく書いている事になるのですが、実質的に、アメリカ合衆国を動かしているのは、アメリカ大統領ではありません。

正しくは、アメリカにお金を貸している多国籍企業であり、金融機関なのです。

で、そういったエリート層にいるのが、お金持ちのユダヤ人なのですね。

ユダヤ人たちは、お金の力によって政治家を動かし、イスラエルという国を再建させることに成功したと言えるでしょう。

そういえば、先日トランプ大統領が「エルサレムをイスラエルの首都と認定する!」なんて発言しましたが、これも別にトランプ大統領の意思ではないのですね。

簡単に言うと、エルサレムの首都認定は、アメリカにお金を貸している金融機関の意思であり、つまり、ユダヤ人たちの意思なのです

 

なぜイスラエルは建国されたのか?

では、なぜイスラエルという国は建国されたのでしょうか?

ある意味、イスラエルという国を中東に作らなければ、今のような泥沼な状態にもならなかったと言えます。

しかし、これにはあるキッカケがあったのですね。

ここで時代を、第一次世界大戦時まで遡りますね・・・

当時、エルサレムがあった地域は、イギリスが統治をしておりました。

そこには、アラブ人だけでなくユダヤ人も住んでいましたが、まぁそれほど仲が悪かったわけではない様でした。

しかしイギリスは、戦争に勝ちたかったので、卑劣な手を使うことにしたのです。

まず、アラブ人に対しては、「戦争に協力してくれたら、ここにアラブ人の国を作ってあげるよ」と言いました。

そして同時に、ユダヤ人たちに対しても、「戦争に協力してくれたら、ここにユダヤ人の国を作ってあげるよ」と言いました。

つまりイギリスは、アラブ人とユダヤ人の双方に、矛盾する約束を交わしたのですね

更にイギリスは、当時の同盟国であったフランスとロシアに対しても、「戦争に勝ったら、パレスチナの領土を山分けしようぜ♪」と持ちかけていました。

これが有名な、イギリスの「三枚舌交渉」というやつです。

当然、こんな約束は守られる事はなく、戦争が終わった後、イギリスは「俺しらね(゚⊿゚) シラネ」と、バックれてしまいました。

残されたアラブ人とユダヤ人達は、双方が聖地と定めるエルサレムを巡って次第に険悪ムードになります。

しかし、この事態の収拾をするべく、国連が、「ここはユダヤ人のためのイスラエルという国にします」「アラブ人は、イスラエルの中のパレスチナ自治区に住むことは許しますが、嫌なら出てってね」としたのですね。

これが1948年のことです。

当然、アラブ人は怒りますし、イスラエルの周りにあるイスラム教の国々は、イスラエルに宣戦布告をしたわけです。

これが第一次中東戦争です。

そして、中東戦争は既に4回起きており、今でも争いが絶えないと言うわけなのですね。

 

パレスチナ難民とは?

パレスチナには、元々、イスラム教を信仰するアラブ人たちが沢山住んでいたのですね。

アラブ人からすれば、2000年間もユダヤ人達は不在だったので、「自分達はこれからも、この地域に住み続けられる」と考えるのは当然の事と言えるでしょう。

しかし、1948年に国連によって建国されたイスラエルによって、アラブ人達は、イスラエルのごく小さな自治区に押し込められてしまったのですね。

これが、「パレスチナ自治区」です。

そして、ただでさえそう広くないイスラエルの、更に隅っこの方にエリアを勝手に作られて、「アラブ人達はここで暮らすか、嫌なら出てけば?」と言った国連のゴリ押しにより、やむなく国を捨て難民となってしまった人たちが、「パレスチナ難民」と呼ばれる人たちなのです。

 

最後に・・・

今日はイスラエル、エルサレム、パレスチナ人といった、中東情勢について書いてみました(*´ω`*)

もちろん、わたしも中東情勢を完璧に理解しているわけでもなく、本当はもっと複雑な事情が絡んでいるといえます。

しかし、こうして現在のイスラエルの問題を考えてみると、解決策ってかなり難解だと思いませんか?

更に、問題をややこしくしているのが、「実質的に世界を動かしているのがユダヤ人であるという事実」ではないかと思います。(;´Д`)

読んでいただき、ありがとうございました!