資格は役に立たない!? 持っていれば役に立つ資格とは?
- 2018.07.22
- 仕事とかお金のお話

こんにちは☆NORIです(・∀・)ノ
今日は「資格」についてのわたしの考えを書きたいと思います。
さて、日本にはいろんな資格があります。
多くの人が取得する「運転免許」という資格から、難関と言われる「行政書士」や「社会保険労務士」と言ったような「士業」になるための資格など・・・
しかし、こういった世にあふれる様々な資格ですが・・・
はたして全ての資格は人生で役に立つのでしょうか?
わたしの見解としましては、資格の中には持っていても何の役にも立たない物が数多く含まれていると考えています。
では、そういった「役に立たない資格」が何故存在しているのかを、皆様は考えたことがありますか?
実は、世にあふれる「役に立たない資格」というのは、その資格制度を設けることによって利益を得る人たちがいるから、「役に立たない資格があえて作り出されている」と言えるのですね。
ちなみに、誤解を防ぐために書いておきますが、ここで言う「役に立つ・役に立たない」というのは、その資格を持っていてもいなくても、同じ額だけの報酬を稼ぐ仕事は他にも一杯ありますよ。ということです。
それでは、詳しく説明していきますね・・・
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国家資格以外は意味がない!?
まず、持っていることによって「役に立つ資格」と「役に立たない資格」は、何が違うのかと言いますと、これをめちゃ大まかに言うと「国家資格」以外は、持っていてもあまり役に立ちません。
たとえば、「色彩なんちゃら〜」という資格があります。
わたしはデザイナー職をかれこれ20年以上やっているのですが、同業者でこういった資格を持っている人は今までに一度も見たことがありません。
こう言うと、とても不思議なことだと思いますよね〜(*´ω`*)
他には「美容師」の資格もあります。
しかし、世の中で活躍している美容師さんの中で、おそらく半数の人は美容師の資格を持っていません。
皆さんだって、美容院に行くときは、この人は「資格を何級持っているから」なんて理由で選びませんよね(・∀・)?
大切なのは、その人の「人柄」と「技術力」のハズです。
同様に、飲食店をやっている人の中にも調理師免許を持っていない人なんてゴロゴロいます。
めちゃくちゃ料理の腕が良いのに、調理師免許を持っていない人なんて、実際はめちゃ沢山いるのですよ(・∀・)
つまり、「資格を持っていれば稼げる」というのは、嘘なのです。
では反対に、この資格を持っていれば将来的に役に立ち、お金を稼ぐことが出来るという資格は何があるでしょうか?
真っ先に思い浮かぶのが「看護師」の資格です。
一旦、看護師の資格を取って看護師になってしまえば、言ってしまえば一生、お金で困ることは無いでしょう。
病院は全国何処にでもありますし、常に人手不足の看護師さんは何処でも引っ張りだこですし、初任給でも月給25万〜ボーナス5ヶ月分は稼げます。
というわけで、若い男子諸君は、嫁さんに貰うなら看護師さんは最強です(・∀・)ノ☆
他には、不動産を扱う場合の「宅地建物取引士」という資格も、持っていると役に立ちます。
何故かと言うと、不動産業を営む場合、この資格を持っている人が事業所に一人はいないと、商いが出来ないという決まりがあるからです。
それに、不動産業は元々取り扱う商材の価格が高いため、おのずと高給取りになります。
看護師免許も、宅建免許も、国家資格であり、持っているととても有利な資格です。
というわけで・・・
持っていて役に立つ資格、逆に、持っていても役に立たない資格の大まかな判断は「国家資格かどうか?」というところで、まず判断ができるのですね。
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なぜ役に立たない資格が存在するのか?
それでは、世の中には何故役に立たないような資格が存在するのでしょうか?
この理由を簡単に説明しますと、その資格制度を作ることによって、資格制度を作った人たちが利益を得ることが出来るからです。
つまり、意味のない資格を作って、その資格を取得させるために生徒を集めて、学費や教材費などを払わせるといったビジネスを行うためだけに存在する資格があるのですね。
では、どういった資格が、こういったビジネスで利益を上げるために作られた資格かと言うと・・・
具体的な名称はここでは伏せさせてもらいます。
ただ、簡単な見分け方としては・・・
◯その資格を持っていても就職(実践)に繋がらず、実際は仕事にならない
◯その資格をとっても、結局は、その学校が経営する職場しか就職できない
◯民間企業が経営するスクールや塾に通ってお金を払えば、自動的に取得できる資格である
といったところでしょうか・・・
たとえば、「なんちゃらコーディネーター」とか、「◯◯〜リスト」、「何とかプランナー」とか言った横文字の資格は、大抵は、スクール経営者を儲けさせるための仕組みに組み込まれた戦略というだけで、持っていても役にも立たない資格です。
というか、もっと簡単に言うと、これは「資格ビジネス」なのですよ。
つまり、こういった「役に立たない資格」というのは、世の中の事をあまり知らない若い人達を騙して、まんまとお金をせしめるための仕組みでしか無いのですね。
今後は、資格は益々意味を成さない時代になっていく
先程、国家資格を持ってさえいれば、大抵の場合は役に立つと書かせていただきました。
ただ、今後の時代の流れと致しましては、国家資格でさえも、中には意味を成さない資格も出てきます。
その理由は、ITの進歩など、テクノロジー革命が起きてるからです。
たとえば、「士業」と呼ばれる国家資格があります。
税理士、公認会計士、社会保険労務士、弁護士・・・
こういった士業の資格というのは、どれも取得が困難で、難関であると言えます。
で、難関な資格であるがゆえに、こういった資格を持っていると自ずと高収入が得られたわけです。
といっても、これは20年前までの話です。
では、今後はどうかと言うと、これからは士業でも「稼げる士業」と「稼げない士業」とに分かれていきます。
その理由は、やっぱり、テクノロジーの進歩とグローバル化なのですね。
たとえば、今の時代は起業するのが恐ろしく簡単になってきました。
昔は、起業をしたとしても、会社の経理を頼むのに会計士に外注しなければなりませんでしたが、今は、月に数百円で使えるソフトを使えば、個人でも簡単に会計ができてしまいます。
税理士の仕事も、昔は紙媒体の記録でやっていたから大変だったのですが、今はPCを使いデータベースにより膨大な情報でも簡単に管理できます。
更には、そこにAIを組み込むことによって、複雑な処理もどんどんと自動化出来るようになってきました。
たとえば、過去の膨大なデータを参照し、統計的にデータ処理を行い答えを出すという仕事は、弁護士の仕事を格段に楽ちんにします。
といっても、これは逆に言うと弁護士の半数は仕事がなくなるということです。
そのため、今後10年後とか20年後とかには、国家資格でさえも、その一部は意味をなさなくなるのですね。
ましてや、どこぞの民間団体が自分の利権のために作ったワケの解らない横文字資格なんて、持っていても意味がないのです。
そんな資格を苦労して取っても、学費や教材費を払うことによって、そういった企業や団体の幹部を儲けさせるだけなのですね。
資格よりも経験と人柄です
わたしのいる業界は広告業界になりますが、デザイナーで「色彩なんちゃら」とか「なんちゃらコーディネーター」の資格を持っている人なんて見たことがありません。
わたしは車が好きなので、車屋さんも周りに多いのですが、実は、整備士免許を持っていないのに腕は良いという整備士は一杯います。
ただ、最近は法律的に厳しくなったので、自動車整備の経験が30年あるとかいうベテランも、お上に怒られる前にコッソリ資格を取りに行くと言うことはあるようですが・・・
国家資格の場合は、国が「その資格を持っていないとその仕事はできませんよ」と取り決めした資格であると言えます。
そのため、国家資格を持っていると有利というよりは、正しくは、やりたい仕事があるから「しょうがないから資格とるか〜」というのが、正しい考え方なのですね。
逆に言うと、どうしてもやりたい仕事があって、そのためには資格が必要なので「その資格を取得する」という考え方なら、その人にとっては、その資格は必要なものなのです。
仕事に対する正しい考え方の順番で「資格」が先に来ちゃいけないのですね。
大切なのは、資格の有る無しではなく、「経験と技術と人柄」なのです。
そのため、他の記事でも書いておりますが、収入を上げようと思ったら、その仕事に従事することにより自動的に技術が習得できて、尚且、人間性(精神性)を成長させる様な職種を選んだほうがお得なのですね☆
では、なぜ人は資格を取りたがるのでしょうか?
この理由を簡単に言うと、「自分の価値を自分で定めることが出来ないから」なのですね。
つまり、第三者によって「自分を認めてもらいたい」という欲求が、特に若くて社会経験の少ない方に「資格取得したい」という感情を生み出させるのですね。
しかし大切なのは、このサイトでも何度も書いていることになるのですが、そもそも、価値の無い人なんていないのです。
すべての人には等しく価値があり、自分の価値は自分自身が認めればよいのですね(・∀・)ノ
自分の価値を他人に判断してもらう必要など無いのです。
最後に・・・
今日はちょっと現実的なお話になってしまいましたが・・・(*´ω`*)
特に若い方などで、自分の将来の仕事を考える上での「資格」についての考え方の参考にしていただければと思います。
わたしは、多くの方に「資格マニア」になってほしくないと考えております。
なぜなら、人の価値とは、行政や企業や社団法人が決めることではなく「自分自身で認めること」だからです☆
読んでいただき、ありがとうございました!
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