映画「はじまりへの旅」の考察。物質至上主義と消費社会を考える

映画「はじまりへの旅」の考察。物質至上主義と消費社会を考える




こんにちは☆NORIです(*´ω`*)

今日は「はじまりへの旅(原題:Captain fantastic)」という映画のご紹介です☆

わたし、映画はかなり観る方なんですが、この映画は特にオススメです(・∀・)イイ!!

 

「はじまりへの旅」の簡単なあらすじ紹介

「はじまりへの旅」がどういった映画なのか?

なぜ、わたしが皆様にもオススメしたいと思ったのか?

ネタバレにならないようにサラッとあらすじを説明しますね〜

場所は、アメリカ合衆国・・・

文明を捨て、人里離れた山奥で暮している家族がいました。

◯ベン
→家族の父親。文明を捨て山奥で子供たちを育てているが、その教育方針は、かなり厳格!

◯ボウドヴァン(18歳♂)
→高校も行ってないのにハーバード、マサチューセッツ工科大学などの一流大学に合格してしまう学力を持つ

◯キーラー(15歳♀)
→ヴェスパーと双子の姉妹。得意言語はエスペラント語

◯ヴェスパー(15歳♀)
→弓矢で狩りをする狩りをするのが得意

◯レリアン(12歳♂)
→この映画のストーリーのキーにもなる存在。父親の教育方針に疑問を持ち、反抗するようになる

◯サージ(9歳♀)
→ポルポトを信仰している

◯ナイ(7歳♀)
→いつも素っ裸w

その生活スタイルは、さながらヒッピーの様ですが、しかし、この子供たちが凄いのです!

文明を捨て、学校にも行かずに山奥で暮しているのにもかかわらず、父親の熱血教育のおかげで、子供たちは6ヶ国語を自由に話し、哲学、天文学、量子力学、歴史 etc…あらゆる教養を身に着けていました。

そして、インテリ過ぎる子供たちは、毛沢東を信仰したり、ポルポト思想に傾倒していたりと、それぞれ独自の思想や哲学を持っているのでした。

ちなみに、ノーム・チョムスキーとは、アメリカの哲学者、言語哲学者、言語学者、認知科学者、論理学者です。

更に、子供たちは父親から「山中でナイフ一本で生きていけるためのサバイバル術」も叩き込まれており、弓矢で野生動物を仕留めたり、ロープ一本で垂直の岸壁をロッククライミングしたり、全員がアスリート並みの身体能力と心肺機能を持つまでに、肉体も鍛え上げられていました。

そんな中、事件が起こります。

都会の病院に入院中の母親が、亡くなってしまったのですね。

家族は、母親の葬儀を行うために、2400km離れたニューメキシコへ向かうことになり、家族の大冒険が始まるのでした・・・

 

この映画の本当のメッセージとは?

映画の表向きなメッセージは「家族愛」だと思います。

父親の教育方針に疑問を持ち反抗し始めるレリアン(12歳♂)、都会で知り合った女の子に軽くあしらわれるボウドヴァン(18歳♂)、そして、終盤では、大怪我をしてしまうことになるヴェスパー(15歳♀)・・・

次々に起きる事件を通しながら、父親の教育方針に疑問を持ち始める子供たちが出てくる中、ついには父親であるベン自身も「文明を捨てた教育方法は間違っていたのか?」と思うようになってきます。

そんな状況下でも、最後には家族がひとつになり、一応はハッピーエンド?するのですね。

しかしわたしは、この映画の本当のメッセージは、「現在の社会システムに対する問題提起」だと思うのですね。

たとえば、作中では、現代の西洋医療と製薬会社による、ビジネス化された医療システムの批判や、ジャンクフードを始めとした食品には「毒が入っている」と言った様に、資本主義社会が生み出した「物質至上主義」や「消費社会に対する批判のメッセージ」が、至る所に散りばめられています。

そして、母親の葬儀の現場に到着した家族。

ベンは、葬儀会場の最前列に歩み出て、死んだ妻への想いを語り始めます・・・

妻は仏教徒でした。
彼女にとって仏教は哲学です。
妻は全ての既成宗教を嫌い、最も危険なおとぎ話であり、「無知なものに恐れを抱かせ服従させるのが狙いだ」と。
妻が最も恐れたのは、口ゆく肉体が箱の中に永遠に幽閉されて、糞ゴルフ場に埋められること。

さらに続けて、彼女が残した遺言を読み上げるのでした・・・

私が死んだら、仏教徒として火葬されることを望みます。
葬儀では、「音楽とダンスで」わたしの生涯を祝って下さい。
その後は私の遺灰を人が沢山いる公共の場へ持っていき、そのまま速やかにトイレに流して下さい。

彼女の遺言通り、葬儀を華やかなダンスで祝うために、真っ赤なスーツで登場するベン。

ってか、子供は何故かガスマスクw

しかし、一般人から見たら到底理解できない言動をするベンは、予想通り、教会からつまみ出されてしまうのでした・・・

ベンは、「資本主義」を否定しています。

そして、その考え方を子供たちにも強要したとも言えます。

物質至上義な考え方、現在の消費社会の在り方は、たしかに間違っているとは思います。

ただ、ベンは「ちょっとやりすぎちゃったのかな?」という感じもしますね。

たしかに、現在の消費社会は「オカシイ!」のですが、ただ、今更すべてを捨てて、ベン家族のように山中で暮すことも、また問題とも言えます。

私たち人間が、これから幸福感を持って生きていくためには、現在の資本主義社会と、どう向き合っていけばよいのか?

この物質至上主義の世界で、子供たちをどう教育し、どう育てていけばよいのか

そんな事を考えさせられる映画でした(*´ω`*)

 

「はじまりへの旅」の見どころ

といっても、この映画はあまり深く考えなくても、楽しめる映画です。

まず、子供たちがめちゃ可愛い(・∀・)イイ!!です☆

それと、音楽のセンスが良いですね♪

山中で家族が、キャンプファイヤーを囲みながらセッションを始める場面があるのですが、これがまた、すごく良いです♪

そしてラストも、音楽で家族皆が踊り始めるのですが、そのBGMが、「Guns N’ Roses」の「Sweet Child o’ Mine」を今風にアレンジした曲なんですよね♪

というわけで、今日は、映画「はじまりへの旅」のレビューでした☆

読んでいただきいただき、ありがとうございました!

 

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