アイデンティティの呪縛からの開放☆本当の自分って何?

アイデンティティの呪縛からの開放☆本当の自分って何?




※このブログは2022.4.8にYoutubeにて動画公開した内容をまとめたものです。

こんにちは♪NORIさんです(*´∀`*)ノ

今日もご視聴いただき、ありがとうございます☆

今日は「アイデンティティの呪縛からの開放!」と題しまして〜

一昔前に流行った「自分探し」や「本当の自分」というワードについて、わたしの考えをお話をしますね

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本当の自分とは何か?

一昔前に、「自分探しをしよう!」とか、「本当の自分を見つけよう!」みたいなワードがスピの界隈で流行りましたが・・・

この言葉が流行った理由は、きっと多くの方が「今のわたしは本当の自分じゃない!」「もっと素敵な自分が高次な次元に居るハズなのだ〜☆」なんて思いが強かったという背景が裏側にあったのだと思うのです。

たとえば、皆さんも、自分に対して色んなアイデンティティを持ってると思います。

これは紙に書き出してみると解るのですが、アイデンティティというものについて語り出すと、実は、「自分以外の何かとの関連性」でしかアイデンティティを語ることが出来ない!なんてことが解ってきます。

これはどういうことか?というと、たとえば、「わたしは、どんな人間なんだろう?」と考えたときに・・・

◯4人家族の長男です
◯母親は優しく、父親が厳しい家庭で生まれました
◯子供の頃は勉強が出来ませんでした
◯趣味は魚釣りです
◯性格は優しいです
◯■■大学を卒業し、専攻は■■でした
◯今は■■という会社に勤めています
etc..

といった感じに、自分のアイデンティティを書き出してみると、これらは全て「肩書」や「社会的な役割」でしか自分を表現できていない!ということに気づいてくると思うのです。

家族構成や趣味や性格などは、「(あなたの)家族構成」「(あなたの)趣味」「(あなたの)性格」と言ったように、どれも、あなた自身を指すモノでは無いということにお気づきでしょうか?

皆様が「自分」というものを定義しようとした時に、それらはすべて「自分以外の何か」によってでしか定義づけすることしか出来ないのです

つまり、「わたしはこういう人間だ」というアイデンティティは、全て後天的な定義付けによるものなのです

そして、こういったアイデンティティは、子供の頃に自我が芽生えることによって段々と形成され、12歳になる頃には完成するそうです。

後天的なアイデンティティに気づく

わたしたちは、こういった後天的なアイデンティティによって「自分はこうあるべきである!」と言った観念を抱え込むことにより、逆に苦しんでしまうのです。

たとえば、会社の社長の息子として生まれたような方が、子供の頃から「お前は我社の跡取り息子なんだ!沢山勉強して立派な大人なって、将来は会社を背負っていくんだぞ!」なんて言われ続けて育ったとします。

するとその子は、親からずっと言われ続けてきた言葉の刷り込みによって「自分は会社を背負うべき人間なのだ☆」という観念を持ち、それが、その人のアイデンティティになります。

もちろん、そのアイデンティティを保ったまま大人になって、それで人生が上手くいく子は良いとしても、その子が親ほど優秀な子ではなかった場合、与えられたアイデンティティと、本来自分が持ち合わせた気質との間にギャップが生まれ、そのギャップによって苦しんでしまうワケです

わたしたちには、これまで受けてきた教育によって、「立派な人になりましょう!」「勉強が出来るようになりましょう!」「人助けが出来るような人になりましょう!」「仕事で活躍して、お金を沢山稼げるようになりましょう!」と言った観念が刷り込まれてきています。

しかしこれはらは全て、「社会的に、あなたはどういう立ち位置の人間になれるか?」を、問われてるだけであり、本来あなたが持ち合わせた気質(知能指数、身体能力、体力)は全て無視しています。

なので、多くの方の場合、後天的に与えられた偽物のアイデンティティと、本来の自分の気質はマッチしていません。

しかし本人は、後天的に与えられた偽のアイデンティティを本当の自分だと信じているために、「自分はこうあるべきだ!」という偽のアイデンティティを一生懸命演じ続けしまいます。

そして、これがストレスとなるのです。

アイデンティティという役割を背負っている自分と、本来自分が持つ気質との開きが大きい人ほど、どんどんと心が病んでいきます。

とは言っても、偽のアイデンティティを背負うことによって社会的役割を演じていない人なんて、ほとんど居ません。

というワケで、この話も決して「偽のアイデンティティを捨てて世捨て人になろう!」という話をしているワケではなく、このメカニズムを見抜いて、自分を少し俯瞰してみると少しは人生ラクになるのではないか?というお話なのです☆

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人は暇に耐えられない!?

たとえば、皆さんが1年間仕事の休みを取るとします。

主婦の方は、家事や子育てなど、全てのことをしなくてよい!という休みを1年間取ることが出来るとします。

こんなことをイメージした時に、皆さまは、旅行に行ったり等、「色んな事をしてみよう!」と楽しいイメージを持つことが出来るでしょう。

しかし、仮に1年間の休みを取れたとして、海外旅行に行ったとしたら、今度は、「そうだ!SNSで旅行の写真をアップしよう!」なんて事を考えてしまうものです。

となると次は、「もっとイイね!が貰えるような良い写真を撮ろう!」なんて考えてしまうのが人の性です。

つまり人は、常に「何かをしたい!」「目的を達成したい!」と考えてしまうものなのです

しかし、別の動画でもお話した通り「何かをしたい!」という思いが出てきた瞬間に、今度は「その目標に向かう」というモチベーションと同時に「目標になかなか近づかない」なんて苦悩も発生します。

つまり人は、常に「何かをしていたい!」と考えてしまうようになっており、そして、人生の意味を見出すために目標設定し、同時に「目標を追い求める」という苦悩を自動で発生させてしまうのです(笑

そのため、刑務所の中で悪さをした受刑者が入れられる「懲罰房」などは、4帖ほどのスペースの部屋で、ただ座り続けることだけを命じられ、「何かをする事を禁止する」という、最も過酷な罰を与えるワケです。

この様に、人は本質的にはじっとしていられないものであり、つまりは「暇に絶えられない」のです(笑

そして、こういった「何かをしていたい!」と考えてしまう人の持つ性は、多くの場合で、幼少期から与えられた「偽物のアイデンティティ」を維持するためのエネルギーに使われ、人は、苦悩のループにハマり続けるワケです

ミニマニストの方が実践する「物を手放していく」という行動は、言ってみれば、物を手放すことによって、偽のアイデンティティも一緒に手放すことによって心を軽くしていくというテクニックです。

こういった考え方は、これまでに自分を高めることで人生が上手く行ってきた方には受け入れられない話かもしれません。

なので、この話は、自己啓発的な話とは正反対の話なのです(笑

ただ、昨今の世の中で、あまりにも偽のアイデンティティを背負うことによって苦しむ人が多いので、今日はこんな話をしてみました☆

読んでいただき、ありがとうございました(*´∀`*)ノ

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