時間には過去も未来も存在しない
- 2017.09.03
- 目に見えない世界のお話
こんにちは☆NORIです(*´ω`*)丿
皆様は「時間」について考えたことはありますか?
時間は、多くの人が「過去から未来に流れるもの」。
と考えている事かと思います。
しかし、どうやらそうとも言えないようなのですね・・・。
今日のお話は「時間には過去も未来も存在しない」と題して、現代の科学者達が考える「時間論」について色々書いてみようと思います☆
スポンサーリンク
親殺しのパラドックス
時間とは、多くの人が「過去」から「未来」へ流れていると考えています。
実際、わたしたちの暮らしも「過去」から「未来」へと進んでいるように感じますしね♪
しかし、皆様は、時間に関する有名なパラドックスである「親殺しのパラドックス」のお話はご存知でしょうか?
親殺しのパラドックスとは・・・
仮にタイムマシンが発明された世界があるとします。
Aさんは、タイムマシンに乗って「過去」へ行く事としました。
そして、過去に着いたら自分の親に会います。
若きAさんの親は、この時代では、まだAさんを産んではいません。
そして、Aさんは自分の親を殺したとします。
すると、その瞬間、未来ではAさんは存在しないことになってしまいます!
未来でAさんは存在しないので、未来から過去に来たAさんも存在しないことになります。
すると、Aさんは存在しないことになるので、自分の親は殺されることなく、今度はAさんは存在することになってしまいます・・・
と、このように「親殺しのパラドックス」とは、タイムマシンが発明された場合に、大きな「矛盾」が発生してしまうのですね。
この「親殺しのパラドックス」を物理的に説明するために、「時間」に対する概念を、多くの科学者が研究を行っているのですね☆
そして、近年最も有力な説とされているのが、「時間には過去も未来もない」という説です。
どういうことか、次の章でもう少し詳しく説明します(*´ω`*)丿
スポンサーリンク
時間には過去も未来もなく、瞬間でしかない
多くの人が、時間とは過去から未来へ流れているように、感じていますが、それはどうしてなのでしょうか?
わたしたちが「時間」を定めている大元は、元はと言えば「天体の活動」です。
地球は1年間をかけて太陽の周りを1周し、その間365回の自転を行います。
その結果、わたしたちは「暦」に基づいて、時間とは「過去」から「未来」へ流れるものだと感じています。
今現在、わたしたちが感じている「時間の概念」を図にするとこんな感じ・・・
しかし、これだと、先に述べました通り「親殺しのパラドックス」という矛盾が生じてしまうのですね。
タイムマシンは現在の科学では出来ませんが、おそらく数百年後には発明されるでしょう。
そうすると「時間」に対する考え方を変えないと、色々と辻褄が合わなくなってしまうのです。
そして、その辻褄を合わせることが出来る、時間に対する考え方がこれです!
「過去」「現在」「未来」は厳密には存在せず、全ては「瞬間」として、時空に無数に存在しているのです!
時間は、一見すると過去から未来に流れているように感じていますが、実際には、同じ時空上に「無数の瞬間」が存在しています。
そして、わたしたちは、その瞬間瞬間にスポットライトが当たっていることにより「時間」という感覚を得てるにすぎないのですね☆
さらに、「瞬間」は、わたしたちの思考により、無数に作り出されているとも言えるのです。
この事は、量子力学により証明ができ、この世の万物を形成する量子は、わたしたちが観察を行うことにより「物質」としてカタチを成すことが実験で証明されています。
また、わたしたちの思考に作り出される「世界」は、言い換えると、すべての世界は「パラレルワールド」である。とも言えるのですね♪
このように、時間には本当は「過去」も「未来」も存在しないのですね。
実際、わたしたちが「過去」と認識している事柄は、わたしたちの「記憶」に過ぎません。
わたしたちは、「記憶」により「過去」と思っているだけで、広い視点で見れば、過去や未来と言ったそれらの現象は、同じ土俵に存在しているのですね☆
映画で見る事ができる「時間の概念」
わたしはSF映画が好きで、結構な作品を見ています(*´ω`*)丿
最近の映画を観ていて感じることは「時間の概念」を、今までの「時間は過去から未来へ進む」という常識を覆した世界観で描かれている作品がとても多くなってきたということですね!
一昔前なら、こんな映画は一般的に受け入れられなかったことでしょうが、これも時代の進歩により、多くの方が、「今までとは違った時間」の概念を受け入れやすくなってきている証拠ではないかと思います☆
君の名は
新海誠監督の「君の名は」は観られた方も多いと思います(*´ω`*)丿
とても良いお話で、わたしなんて感動で心が震えちゃいましたよ☆
ネタバレになるので、まだ観てない方は、以下の文章は飛ばしてくださいね・・・
映画「君の名は」は、高校生恋愛映画でよくある「男と女が入れ替わる」お話です。
しかし、この映画のすごい所は、ストーリーに「時空間の概念」が入っていることにあるのですね☆
自分が入れ替わっていた女子高生が、実は隕石の衝突により3年前に死んでいた。
主人公は、入れ替わっていた女子高生との間に、「3年の時の隔たり」があることに気づいた。
そして、未来を変えるべく過去を書き換えて、結果的にみんな生き返ってハッピーエンド!
とまぁ簡単に言うと、こんなお話です。
メッセージ
時間を扱った映画として有名な映画「メッセージ」は、地球外知的生命体が出て来るわたしも大好きな映画です☆
ストーリーは・・・
地球外知的生命体が地球にやって来る。
言語学者が宇宙人のメッセージを解読し「地球人に武器を与える」というメッセージであることを知るが、最初は意味が解らなかった。
中国軍が宇宙人に攻撃をしようとする。
それを阻止するために頑張る言語学者に対して、宇宙人は「時間には過去も未来もない」という事を教える。
言語学者は、宇宙人攻撃を阻止した未来から、中国軍幹部の携帯番号を聞いてくる。
中国軍が宇宙人を攻撃する寸前に、軍幹部の携帯に電話をかけて攻撃を中止してもらうことに成功する。
とまぁ簡単に書くと、こんな感じのストーリーです。
この映画のストーリーに入っている「時間の概念」は、非常にわかりにくく難解でしたが、これも「時間は過去から未来に流れるものではない」という理論を元に考えれば、説明がつくのですね!
インターステラー
インターステラーは「時空間の概念」をふんだんに取り入れた、とってもインテリジェンスな内容となっており、わたしも大好きな作品です!
作中では、ブラックホールにより時間の進み方が変わったりしするのが面白いところでもありますが、この映画の物凄いストーリーを簡単に説明しますと・・・
主人公は、地球滅亡の危機を救う為に、木星軌道上にある「誰かさんが作ったワームホール」へ向かう。
目的は、ワームホールを使い人類が移住可能な惑星に向かうためだった。
色々トラブルがあって、主人公はブラックホールに入ってしまう。
ブラックホール内は5次元空間だったけど、そこには「明らかに誰かが作った3次元空間」があり、そこから過去の自分の娘に向かってモールス信号で、地球を救うカギとなる「方程式」を送信する。
大人になった自分の娘は、科学者となり、未来の父親から受信した「方程式」により、人類滅亡の危機を脱することに成功する。
数十年後、木星軌道上の宇宙ステーションで助けられた主人公は、自分よりも遥かに年老いた娘と感動の再会。
木星軌道上にワームホールを作った「誰かさん」、ブラックホールに落ちた主人公を3次元空間を作ることにより、過去の娘に地球を救う方法を送信させるよう手助けした「誰かさん」は、はるか未来の文明が超絶的に進んだ人類だったと知る。
とまぁ、簡単に書くとこんなお話です。
ちょっと難解なお話ですが、一言で言うと「すごい映画」です☆
まだ観ていない方は、是非観てみてくださいね(*´ω`*)丿
最後に
今日は時間に対する新しい概念、時間には過去も未来なく、瞬間だけが無数に存在している。
というお話を書いてみました☆
時間の理論は、現段階では「仮説」という部分を抜け出していない事もあり、本当のところを言うと誰も解っていない・・・というのが現状です。
しかし、今後、人類の技術力が進み、科学に対する新しい法則が発見されていけば、「時間の仕組み」に関しても、もっと解明されていくのではないかと、わたしは考えています(*´ω`*)
読んで頂きありがとうございました!
スポンサーリンク
-
前の記事
劣等感の原因と克服。不幸の原因は劣等感にあった! 2017.08.25
-
次の記事
益田岩船に行ってきた!〜奈良県のオーパーツ〜 2017.09.15