高級品は何故高いのか?「物」の本当の値段を判断できていますか?

高級品は何故高いのか?「物」の本当の値段を判断できていますか?




こんにちは☆NORIです〜(*´ω`*)ノ

今日は「高級品は何故高いのか?」と言うお話です。

世の中には「高級品」と呼ばれる物が沢山あります。

では、皆様は、「高級品は何故値段が高いのか?」を、考えたことはありますか?

実は、世の中にあふれる様々な物の中には、本来の価値に準じた値段で売られているものと、そうでないものが存在します。

そして、これら品物の価格と本当の価値を見極めることにより、その物が「自分にとって本当に価値があるものなのか?」という事を改めて見直して、正しいお金の使い方が出来るようになるのですね☆

そんな訳で・・・

今日は、高級品などの「物の価値を見極める目」を養うための、詳しいお話していきま〜す☆


スポンサーリンク




なぜ、ダイヤモンドは高いのか?

皆様は、ダイヤモンドが、なぜ値段が高いのかを知っていますか?

「そんなの、ダイヤが貴重資源だからだろ〜」

と、まぁ多くの人がこう答えるでしょう。

しかし、本当にそうなのでしょうか?

たしかにダイヤは貴重資源で、そんなに沢山採掘が出来るものではないです。

とは言っても、実際は、年によってはダイヤが沢山採れてしまう年もあるのです。

では、市場の仕組みから考えれば、「ダイヤがたくさん採れた年は、ダイヤの値段が下がるからお買い得だ!」と、こうなる様に思えそうですが・・・

実際は、そうはならないのですね♪

なぜなら、ダイヤの値段は概ね決まっていて、極端に値段が下がったりしないからです。

では、ダイヤの値段は、なぜ下がらないのでしょうか?

それは、世の中には「ダイヤの値段を決定している人たち」がいて、わたしたちは、その人達が決めた値段でしかダイヤを買うことが出来ないように、世の中の仕組みが出来ているからです

今日は、「誰がダイヤを牛耳っているか?」なんてお話ではありません。

重要なのは、世界中に存在するダイヤモンドの量とは関係なく、「ダイヤの値段が決められている」という事実を知っていただきたかったのです。

そして、嘘か本当かは解りませんが「採掘量が増えることにより量が増えすぎたダイヤは、海に捨てられている」なんて事を言っている人もいるくらいです。

これも、世界中のダイヤの現存量を調整して、「ダイヤの価格を維持するため」に、行われていると言われています。

更にこれはダイヤだけに限った話ではなく、「金」などの希少金属や、石油などの資源でも、同じ事が行われており、こういった事は周りを見渡せばよくあることです。

ただ、この話は、このように「意図的に値段を設定するというのが悪い」ということではなく、「ただ、世の中の仕組みはこうなんだ」という事です


スポンサーリンク




本当に値段が高い高級品と、価格が操作されている高級品

世の中には、本当に値段が高いものと、意図的に値段が釣り上げられているものが存在します

意図的に値段が釣り上げられて、価格がコントロールされているものとしては、ダイヤの他には、金などの「現金との兌換が可能なもの」だけでなく、わたしたちの生活に必ず必要な「資源」の多くが当てはまります。

たとえば、石油や電気などのエネルギーも、値段が下がらないように操作されていると言えます。

他の企業に比べて、電力会社の社員がやたらと高給取りなのは、そういった理由です。

では逆に、「本当に値段が高いもの」には何が有るでしょうか?

たとえば、高級車はどうかと言いますと、ポルシェの911GT3という高級スポーツカーがあります。

新車のお値段は2500万円くらいです。

こういった車を購入する人はお金持ちの人が多いので、車の価値を解らずに、単純に投資目的で買うような人が多い事でしょう。

しかし、車の値段なんてのは、単に「機械としての性能」として、物凄く解りやすく設定されているのですね。

仮に、ポルシェの上級グレード車の様に、時速340km/hの速度で安定して走ることが出来て、鈴鹿サーキットのラップタイムを2分15秒とかで周回できる性能の自動車を作ろうと思ったら、どこの車メーカーが作っても2000万円くらいはかかっちゃうのです。

その為、ポルシェなどの高級スポーツカーの値段というのは、やたら高いような感じを受けますが、実は適正価格なのです

まぁ、フェラーリはちょっとボッてる感はありますが、実際、このくらいの性能の「自動車という機械」を作ろうと思ったら、800万円とかでは作れないワケなのですよ。

ちなみに、ポルシェの1台あたりの利益は200~300万円ですが、フェラーリは、1台当たり1000万円の利益が出るように、価格設定されています。

やっぱりフェラーリは割高なのですね(*´ω`*)

もう一つ例を出します。

ROLEXのデイトナと言う高級時計は、皆さんも知っているかとは思いますが、お値段は、安いモデルでも200万円以上します。

では、ROLEXはなぜ値段が高いのか?

世の中にはROLEXの偽物も出回っており、そして偽物にもランクがあります。

中には、本物と同じ部品を使いつつも、「正規の場所ではない工場で組み立てられた」という偽物も違法に出回っているのですね。(いわゆるスーパーコピーというやつです)

このような、本物と見分けがつかないパチ物ROLEXは、本物の1/10〜1/7くらいの値段で売られています。

しかし、そういった偽物も、本物の部品を使い、本物と同じように、ちゃんと正確な時間を表示してくれるのは同じなワケです。

つまり、仮にROLEXと同じクオリティの高級時計を、ちゃんとした職人による生産システムで作り、開発費なども上乗せしたとしても、本当は40万とか50万の売値で作ることは可能なのです。

じゃぁ、「ROLEXはなんで200万とか300万とかするの?」という話になるのですが、これつまり「ブランディング(※1)」による価格設定なのですね

これと同じように、エルメスのバッグが100万円以上するのも、単なるブランディングにより決定された値段なのです。

とは言っても、こいった、高級品を売るためのブランディングは、ビジネスで利益を上げるためには当たり前のことなので、「それが悪い」という話ではないのです

※1)ブランドに対する共感や信頼などを通じて顧客にとっての価値を高めていく、企業と組織のマーケティング戦略の1つ。ブランドとして認知されていないものをブランドに育て上げる、あるいはブランド構成要素を強化し、活性・維持管理していくこと。

関連記事
お金の仕組み

 

自分に本当に必要なものを見極める

このように、世の中に溢れる高級品と呼ばれる物には、値段が高くなるべくして、その値段で売られている高級品と、ブランディングによって値段が決められている高級品の、二種類の高級品があると言えます。

ただ、「ブランディングが悪い!」と言っているのではありません。

ビジネスを行う上でのブランディング戦略は、とても重要な事ですし、ブランディングの本来の意味を言えば、「高級品の値段を決めているのはお客」なのです

これは当然と言えますが、エルメスのカバンが欲しい人は、皆、喜んで100万円以上のお金を出すわけですしね♪

そうではなく、わたしが伝えたいのは、あまりにも「ブランディングに踊らされないようにして欲しい」という事です

なぜなら、企業によるブランディングに簡単に乗っかっちゃうということは、「自分自身で物の価値を判断する」という事をしていないという事になるからです

そして、これからの時代をより幸福感を持って生きていくためには、ブランド品や高級品に振り回されずに、「自分自身でちゃんと物の価値を見極めて、それに自分で納得してお金を払う」という事が大切だと、わたしは思うのですね(*´ω`*)ノ

投資目的としての、高級品の見極め方

では次に、投資目的としての「高級品」の見極め方のお話をします。

世の中の仕組みとしましては、ブランディングや利権により、意図的に値段が釣り上げられている物は、古くなっても値段が落ちない傾向にあります

たとえば、高級車を買って投資を考えるなら、ポルシェもわりかし値段は落ちにくいですが、やっぱり、最初から割高に売られているフェラーリやランボルギーニなのですね。

フェラーリは、限定車なんかを買えば、中古になっても値段が落ちることはなく、必ず値段は上がります。

ROLEXなどの高級時計も、中古でもそれほど価値が落ちないどころか、モデルによっては古くなると値上がりします。

そして、もっとも値段が落ちず、価格が安定しているのが、やっぱり「ダイヤ」や「金」なのですね。

なぜなら、ダイヤのような貴金属は、最初から値段が落ちないようにコントロールされている商品だからです。

このように、最初から値段がコントロールされているも高級品は、「年月がたってもその値段を維持する」という法則があるのですね(・∀・)

まぁ、わたし自身は、このような「物への投資」には興味はないですし、皆さんも同じかと思います。

ただ、何でこんな事を書いたのかと言うと、「世の中の仕組みはこうなっているのですよ」という事を知っていただきたかったからです。

どうせ投資をするなら、高級品なんかに投資をするより、人や企業に投資をしたほうが、はるかに良いでしょう。(この事はまた機会があったら書きたいと思います)

大切なのは、人の意見や流行などに影響されることなく、「自分にとって何が一番必要なのか?」という「見る目」を養うことなのですね

これが、これからの時代をより幸せに生きて行くための秘訣なのです☆

読んでいただき、ありがとうございました!


スポンサーリンク