すべてが必然的に起きている!?人生の宿命と自由意志のお話
- 2021.08.31
- 目に見えない世界のお話
- 宿命, 必然, 自由意志
※このブログは2021.8.16にYoutubeにて動画公開した内容をまとめたものです。
こんにちは、スピリチュアリストのNORIです(*´ω`*)
今日もご視聴いただき、ありがとうございます。
今日は、人生の宿命と自由意志について、あらためて話してみようと思います(*´∀`*)ノ
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ベンジャミン・リベットの実験とは?
わたしは以前から「人間には自由意志はない」というお話をしていますが、このことは「ベンジャミン・リベットの実験」という脳科学の実験でも証明されています。
ベンジャミン・リベットの実験について詳しくは→こちら
簡単に言うと、あなたが「右手を上げるぞ!」と心で思う数秒前には、脳からは、右手を上げるための信号が右手に送られているのです。
つまり、脳の電気信号が右手に送られた数秒後に、「右手を上げるぞ!」という「思い」が湧いてきているのです。
この実験からも解るように、今の脳科学では、人間には自由意志はないと言われています。
「今ここ」しか生きていないからこそ選択の自由はない
スピリチュアルの界隈でよく出てくるワードとして「今ここ」という言葉があることからも解るとおり、人は「今」を生きることができれば、意外と苦しみを軽減することが出来ます。
ではここで皆さまに、「今ここ」を感じるための簡単な実験を紹介します。
まず、リラックスをした状態を作ってもらうために、椅子に座ったり、ベットに横になっていただき、目をつぶって無心になってみてください。
とは言っても、無心になる、つまり思考を止めようと思っても、よほど瞑想に慣れている方でないと、思考を止めるなんてことは簡単に出来るものではありません(笑
では何故、思考を止めて無心になることが難しいのか?と言うと、実は、思考というものは勝手に意識の上に登ってくるものだからです。
つまり、わたしたちの脳は「何も考えるな!」と言われても、自動的に何かを考えてしまうような仕組みになっているのです(笑
こんなことからも解るように、人間には自由意志はないのです。
では次は、こんな風に考えてみてください。
先程と同様に、目をつぶってリラックした姿勢で、「さて、どんなことが頭の中に思い浮かんでくるだろう?」と、ひたすら思い続けてみてください。
イメージとしては、思考の穴から何かが出てくるのをじっと見守り続ける感じです。
これは実際にやってみると解るのですが、「どんなことが頭の中に浮かんでくるだろう?」と、ひたすら待ち続けてると、実は、何にも浮かんでこないのです(笑
このテクニックは、エックハルト・トール著書の「ニューアース」で紹介されていた方法なのですが、「思考を止める」とはどういうことなのか?ということを理解するためのヒントになるのではないかと思います。
何故か?と言うと、「どんなことが頭に浮かんでくるだろう?」と、ひたすら待ち続けてる状態は、実は「今ここ」にある状態だからです☆
つまり、「どんなことが頭に浮かんでくるだろう?」と、ひたすら待ち続けてる状態は、過去のことを後悔したり、まだ起きていない未来の心配から、心が開放されている状態なのです。
では、「自由意志の話」と「今ここ」の話は、何の関係があるのでしょうか?
その答えは、本来わたしたちは「今」しか生きていないから、「過去も未来も無い」と言えるのです。
つまり、わたしたちに選択の自由があるように感じるのは、選択の結果による「未来」というものがあるという幻想から発生している解釈であって、未来という概念が存在しないのであれば、そもそも選択という概念も存在しないということになり、したがって、自由意志は存在しないと言うことになるのです(笑
どの次元にフォーカスするか?で解釈が変わる
このイラストは、人の意識の構造を表しているのですが、簡単に言うと、意識を外側にフォーカス出来ている人ほど、意識の次元が高いと言えます。
そして、自分の意識がどの次元にフォーカス出来ているか?で、「どこまで次元上昇できているのか?」が、決まるのだと言えます。
例えば、「エーテル体」をゲームの中のキャラクターと例えるなら、そのキャラクターを操作しているのは「アストラル体」のあなたです。
しかしよく見ると「アストラル体」の上位次元には、更に「メンタル体」のあたなが居て、アストラル体のあなたを操作している上位次元のあなたの上にも、更に上位次元のあなたという存在が居るわけです。
この様に、意識がフォーカスする次元は「入れ子構造」になっている様で、どんどん外側にフォーカスしていくと、最終的には「自分」というものさえも存在しない「ノンデュアリティ(非二元)」の視点に到達します。
そして、世間一般的に言われる「引き寄せの法則」などは、エーテル体や、アストラル体などの、1つか2つ上の次元に意識をフォーカスすることによって感じられる解釈なのです。
わたし自身、今まで生きてきて「引き寄せの法則が本当に実現した!」と思ったことは何度もあります。
しかし、そういったわたしの引き寄せ体験も、更に上の次元に意識をフォーカスしてみたら、実は、更に上の次元の流れに乗っかって勝手に起きていただけだった!ということが解ってきます。
つまり、小林正観さんが当初から話されていた、「人生に起きることは全て予定通り」という話が、結局は正しかったのです。
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次元上昇とは「許し」の拡張!?
次元上昇とは、自分の意識の視点が上がることにより、「どこまでの存在を許すことが出来るか?」ということだと思うのです。
つまり「許し」とは「愛」であると言えるので、「どれだけ愛があるか?=次元上昇」ということなのではないか?と思うのです。
たとえば、アストラル体に意識をフォーカスできている人は、とりあえず自分は許せるワケです。
更に、メンタル体に意識をフォーカス出来ている人は、自分の周りの人たちも許せるワケです。
更には、コーザル体に意識をフォーカス出来れば 自分の地域や、同じ国の人たちをも許すことが出来るわけであり、これは「愛そのものである」と言えるのではないでしょうか?
これが次元上昇の仕組みなのではないか?と、わたしは考えています。
よく、高次に進化した宇宙人さんたちは、わたしたち地球人を友達や家族の様に見てくれている・・・という話があります。
彼らが、「わたしたちは宇宙ファミリーですよ☆」なんて言ったりするのは、つまり、彼らの愛の範囲(許しの範囲)がそこまで拡大しているということであり、高次な宇宙人さんたちは、わたしたちの様な違う星の人間でさえ、兄弟や家族のように見てくれているのです。
集合意識と次元上昇
こちらは、潜在意識や集合意識の説明したイラストですが、この図からも解るように、意識が深くなるほど隣りにいる人と意識が繋がっていきます。
つまり、意識が深くなるほど、他人を許し認めることができるということであり、つまりは「愛が深まっていく様」を表しています。
というわけで、心理学でよく言われる「ユングの集合的無意識」のお話も、実は、スピリチュアルで言われる次元上昇のお話と、言っていることは同じなのです。
更に言うと、多くの場合で「5次元」「6次元」と言ったように、次元に「区切り」をつけて表現がされており、同様に「エーテル体」「アストラル体」と段階が設けられておりますが、わたしの考えでは、こういった区切りも、本当は境目の無いグラデーションになっていると思うのです。
だから、「コーザル体」や「モナド体」と言った呼び名や区切りは、人によって少しづつ解釈が違うのではないか?と、わたしは考えています。
あなたの上位次元には、今のあなたよりもはるかに大きな存在がいます。
その大きな存在は、上位次元に行くにつれて幾重にも入れ子構造になっており、上の次元にフォーカスするほど分離の感覚が薄まります。
そして、最上位の次元(モナド体)までフォーカスすると、実は、すべての存在がひとつであり一体だということになり、一体だからこそ、自由意志なんて無いのです。
これは、お釈迦様の言葉で言うところの「縁起」のシステムであり、すべての存在は、お互いに関係性をもちながら存在しています。
関係性があるからこそ、この図のように、他の人と意識が繋がっているのだと思うのです。
昔から「人は生かされている」という話があり、結局、わたしたちは生かされているだけなので、深く考えないで、ただ生きていればいいのです。
もちろん、こういった宇宙の構造が腑に落ちたとしても、これまでどおり「自分で選択している」という考え方を捨てる必要はありません。
たとえば、「引き寄せの法則」のワークも、「トイレ掃除開運法」も、自分が楽しいと思うことはどんどんやればいいでしょう。
しかし本当は、わたしたちが頭で考える選択や行動も、実は上位の次元の流れに乗っかっているだけなのです。
関連記事
→すべて完璧なタイミングで起きている☆お釈迦様に学ぶ縁起のお話
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自由意志が無くても悲観することはない
わたしは、「朝目が覚めるとき」など、自分には自由意志は無いと改めて思い知らされます。
何故かと言うと、目が覚めるときは、自分の意思で覚めていないからです。
わたしは二度寝をするのが好きなのですが、二度寝をしてから、「流石にもう起きようかな☆」と思ったときなどは、ベットから体を起こす瞬間に、体が勝手に動いている感じがします。
何故か?と言うと、仮に、「よし!今起きあがるぞ!」と心で思っても、本当に眠いときは体は起きないからです(笑
しかし、「起きるぞ!」と思って、本当に体が起き上がるときもあります。
つまり、「起きたい!」と思って自分の力でベットから体を起こしているようで、実は、「起きたい!」という意志とは無関係に体が勝手に動いている様なのです。
更に言うと、人は死ぬ時期も自分でコントロール出来ません。
多くの場合で、体が勝手に古くなっていき、勝手にあの世に還るのです。
仮に、自由意志が存在し、引き寄せの法則であらゆることが願望実現できるのなら、死ぬ時期だってコントロール出来ないとオカシイのです(笑
更に言うと、人生全て思い通りになるなら、既に「引き寄せの法則」の本は売れなくなっているハズです。
これはどういうことか?と言うと、たとえば、ダイエットの本が何時の時代も売れ続けている理由は、ほとんどの人がダイエットに失敗しているからです(笑
仮に、多くの人がダイエットに成功しているのであれば、ダイエットの本は既に売れなくなっているハズです。
たとえば、自己啓発的な「引き寄せの法則」などの情報発信をされている方も、過去に、まったく思い通りにならずに苦しんだ時期を必ず経験しています。
実は彼らは、「願望実現のテクニック」を売っているのではなく、思い通りにならない時期からの「大逆転ストーリー」を商品にしているだけです。
わたしは、「産まれた瞬間から全て自分の自由意志で思い通りに生きています!」なんて人を、今までに一度も見たことがありません。
そして、こういった基本的な宇宙法則を知った上で、これまでどおり「自分で選択して自分で決めている」という感覚で生きればよいのではないでしょうか?
わたしもこれまで通り、毎朝、自宅の神棚に向かって「ありがとう」とアファーメーションをしていますし、トイレ掃除のワークもずっと続けています。
というわけで、たとえ「自由意志は無い」「起きることはすべて必然」「人生は宿命で決まっている」ということが解ったとしても、これまでどおり、普通に生きれば良いと私は思うのです☆
今日もご視聴頂き、ありがとうございました!
スピリチュアリストのNORIでした(*´∀`*)ノ
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