大人になると何故時間が経つのが早く感じるのか?意識が保有する自立時間のお話

大人になると何故時間が経つのが早く感じるのか?意識が保有する自立時間のお話




※このブログは2021.6.15にYoutubeにて動画公開した内容を、まとめたものです。

こんにちは、スピリチュアリストのNORIです(*´ω`*)

今日もご視聴いただき、ありがとうございます。

今日は、「子供の頃は時間が経つのが遅く感じるのに、なぜ、大人になると早く感じのか?」という、誰もが経験する不思議現象のメカニズムについてお話をしていきますね〜☆

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各々が感じている「自立時間」

わたしたちには「自立時間」というものがあると言えます。

たとえば、こんな話があります・・・

哺乳類は、寿命の短い動物ほど心拍数が早く、寿命の長い動物ほど心拍数が遅い、という法則があるようです。

この時に、ほとんどの哺乳類は、一生のうちに刻む「心臓の鼓動の回数」は決まっていて、その回数が、おおよそ10億回〜20億回だと言われています。

たとえば、ネズミさんの様な小さな動物は、寿命が2〜3年くらいしかありませんが、その分、心臓の鼓動はとても早く、1分間に600〜700回もあります。

反対に、クジラさんの様な大きな動物は、寿命が100年以上ありますが、その分、心臓の鼓動は非常にゆっくりで、1分間に3回しかありません。

しかし、ネズミさんも、クジラさんも、一生の間に刻む心臓の鼓動の回数は約20億回と同じなのです。

ちなみに人間の場合は、医療の発達によってかなり寿命が伸びてきているということもあり、この法則の中では、人間は、体の大きさの割には鼓動の回数が早いほうで、1分間に60〜70回となっています。

しかし、ここで面白いのが、赤ちゃんの頃は、鼓動の回数が1分間に150回と、成人よりもかなり早いという現象がみられる事です。

これは何故か?と言うと、成人よりも、赤ちゃんのほうが、体が小さいからです。

しかし、大人になって体が大きくなると、それに比例して、鼓動のスピードも遅くなってくるわけです。

以前からお話していますが、この宇宙には時間の概念というものはありません。

わたしたちが暮らすこの3次元物質界である「現象世界」よりももっと高次な次元では、時間は、過去も未来も同時に「今この瞬間」に存在していると言えます

それが、次元が下がることによって、「時間は一定方向に進む」というルールに縛られることになるのですが、ただ、時間の進むスピードは、決して一定ではないのです。

そして、宇宙には「時間進むスピードの基準」も存在しませんし、更に言うと「空間の基準」も存在しません。

もう少し詳しく説明しますね・・・

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時間のスピードに基準値はない

たとえば、地球の年齢は46億年と言われていますが、地球さんから見れば、人間の一生の80年〜90年は一瞬に見えることでしょう。

しかし反対に、人間から見れば、地球さんの一生は、とてつもなく大きなスケールに見えます。

そんな地球さんから宇宙全体の寿命を観ると、宇宙の誕生は138億年と言われており(最近の説ではもっと長いらしい?)、46億年生きている地球さんも、「宇宙に比べれば自分はまだまだま若造だな〜」と、考えているかもしれません(笑

では今度は、「ノミさん」から人間を観ると、どう見えるでしょうか?

ノミさんの寿命は3〜4週間です。

ノミさんからすれば、人間は、自分よりも何百倍も寿命が長い存在ですし、きっと神のような偉大な存在に見えることでしょう。

つまり何が言いたいのかというと・・・体の大きさによって、各々の意識から見た「相対的な時間の長さ(寿命)」は、変わってくるということです

そしてここに「基準」というものは、一切存在しません。

今日は話を解りやすくするために「寿命」で例えて話していますが、しかし本当は、宇宙には「寿命」というものも存在せず、命が、ただ形態を変えているだけです。

足立育朗さんのお話では、原子核を構成する「陽子」と「中性子」は・・・

中性子 = 意識 = 調和
陽子  = 意志 = 愛

だそうで、この2つあわせて「エクサピーコ」と呼んでおり、エクサピーコは、人間の認識で言うところの「魂」というモノが一番近いそうです。

つまり、「全ての物質には魂が宿っている」と言えます。

しかし、解釈の仕方としては、わたしたちは「命」が満ち溢れた空間の中で生きており、あらゆる素粒子も、それ自体が「命」だと言えます。

というわけで、人間から観ればちっぽけな存在のノミさんでさえも、素粒子から見れば「神の様な無限の存在」に見えるはずなのです。

つまり、「存在の大きさ」や、「時間の進むスピード」は、このわたしたちが生きている現象界においても、まったく一定ではありません。

それぞれの意識によって、時間の進むスピードは全て違いますし、更に言うと、同じ人間同士でも、人によっては時間の進むスピードが違うのです

先程もお伝えしましたように、子供の頃は体が小さくて、心臓の鼓動が早いです。

しかし、自分の外の世界には、惑星の運行に紐付いた「自分の意識とは違った時間のスピード」が観察出来てしまいます。

それを皆んなで「1日」とか「1週間」と、取り決めているわけです。

つまり、子供の頃は時間が遅く感じる理由は、惑星の運行で決定される「外の時間」と相対的に比べて、自分の時間(自立時間)が進むのが遅く感じられるからです。

しかし、大人になって体が大きくなると、心臓の鼓動のスピードも落ちてきます。

ただ、自分の鼓動のスピードは落ちても、惑星の運行に紐づく24時間という相対的な時間は変わらないので、だから、大人になると時間が立つスピードが相対的に早く感じるというわけです。

こんな感じに、時間の進むスピードを感じる感覚にも基準は存在せず、時間の進むスピードの感覚は、動物の種類によって大きく違えば、同じ人間同士でも人によって違いますし、更に言うと、大人と子供で大きく違うということになるのです

これが、大人になると時間が進むスピードが早く感じる「理由のその1」です(*´∀`*)ノ

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RASの機能により、新規の体験も「過去データ」から参照してしまう

「大人になると時間が進むのが早く感じる」という現象のもう一つの理由としては、「経験則」というものが関係しています。

たとえば、子供の頃は、経験する全てのことが「新規のデータ」だと言えます。

しかし、大人になると、経験することの大体は「新規の経験」ではなく、過去に経験したことがあることだったり、もしくは、テレビやネットで見て「既に知っていること」だったりします。

ここで、人間の脳の仕組みを説明しますと・・・

人間の脳というのは、1度経験したことは、脳の中の「経験済みフォルダー」に保存されるのと言えます。(もちろん脳の中に本当にフォルダーがあるわけではありません 笑)

そして、「経験済みフォルダー」に振り分けられたデータは、次回の読み込みの際に、読み込み速度がめちゃくちゃ早いのです!

なぜか?というと、経験済みデータを再度参照する際は、データを全部読み込んでいるわけではないからです。

例えるなら、データーの「ファイル名」だけを読み込んで、参照した気になっているのだと言えます。

そして、こういった一連の動作を「RAS」と呼ばれる脳の機能により、自動的に行なっています。

「RAS」は、脳の負担を軽くするために、扱うデーターの量を自動的に軽くするような働きをしていると言えます。

たとえば、子供の頃に初めて遊園地に遊びに行った時などは、全ての経験が目新しいので、大きく感激します。

しかし、何回も遊園地に行くと「遊園地に行った」という経験データは、「経験済みのフォルダー」に保存されます。

そのため、次回、遊園地に行ったとしても、脳は、今この瞬間遊んでいる遊園地からのデーターを参照するのではなく、過去に経験した「遊園地に行った」というデータを参照して、過去の経験データを「今この瞬間の体験」として扱ってしまうのです

わたしたちは大人になると、無意識にのうちに皆んなコレをやっているのですが、ただ、これは言ってみれば「思い込み」です。

本当は、起きている現象は、常に「真新しい現象」なはずなのに、たとえ「別の遊園地に遊びに行った」という新しい経験をしたとしても、「先週行った遊園地の体験と同じじゃん!」と、脳が勝手に解釈してしまうのです。

本当は未経験なことなハズなのに、「経験済みのデータ」として「過去の記憶」から参照してしまう・・・という脳の「RAS」の機能は、弊害も生み出します。

その最たるものが「思い込み」です。

「どうせ、この人は、わたしの事を、こうってるんでしょ〜」とか、「どうせ、また失敗するに決まってるよ〜」とか・・・まだ体験したわけでもないのに、過去のデータを参照し、この様に思ってしまうのが、人間の脳の特徴なのです

しかし、これらは「思い込み」であって、本当は、毎回毎回、真新しい体験をしています。

それなのに、脳が、「これは過去に経験した体験と同じだ」と判断をし、過去に経験したデータのフォルダから、データのファイル名だけを「さっ」参照して、「解った気」になるので、だから、大人になって経験が増えると、時間が経つのが早く感じというわけです。

これが、大人になると時間が進むのが早く感じる、ふたつ目の理由です☆

まとめますと・・・

(1)時間の感じ方は体の大きさでも決まり、心拍数の速さを脳が参照することによる時間の長さの感じ方は変化する。

(2)経験データが脳に蓄積されることにより、新しい体験も「過去に経験したデータ」として参照してしまう。
脳のRASの機能は、過去の経験データを参照する最は、言ってみれば「ファイル名」だけを読み込んで「あ〜こういうことか」と即座に判断するような仕組みになってる。でも本当は、これは本人の思い込みであり勘違い。

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時間は伸び縮みする!?

それでは最後に、時間に追われている時などに使える「時間を上手く使う考え方」を、お話ししますね☆

たとえば、仕事の納期に追われて時間が全然ないときは、こんな風に考えてみてください・・・

まず、焦りは禁物です!

それよりも「これは楽しいゲームなんだ☆」と、楽観的に考えることが大事です。

こういった「軽い感覚」で仕事をすると、不思議と順調に事が進むものです。

これはある意味「脳を騙すテクニック」の様なものです。

たとえば、仕事が間に合わない時などは、「間に合わない〜(´;ω;`)(汗)」と必死になりながら急いでやっても、確かに間に合うのです。

何故かと言うと「急ぐ」ことによって心拍数が上がるので、実はその時点で、あなた自身の意識が感じる「自立時間」は、外の世界の時間の進むスピードと比べ、相対的な速度は遅くなります。

つまりこれは、「時間が伸びる」と感じる現象として現れてきます

しかし、「急ぐ」ということは、「時間に追われる」ということであり、この考え方は苦しみに繋がってしまいます。

だから、「これは楽しいゲームだ☆」と思って「急いでやる」のがオススメなのです(笑

「仕事に追われている」と捉えるのではなく、逆に、「仕事を追っかけている!」と捉えてみてください。

そうすると、自分の意識が捉える時間の速度が遅くなり、相対的に見れば「時間が増えている!」という感覚を感じることが出来るでしょう☆

そして、よく言われる「ゾーンに入った状態」とは、これを無意識に行っている状態なのです。

今日もご視聴いただき、ありがとうございました!

スピリチュアリストのNORIでした☆

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