ユダヤ教とは?世界を動かすユダヤ人の迫害の歴史
- 2018.05.01
- 世の中の仕組み

こんにちは☆NORIです(・∀・)ノ
今日は、前回に引き続き宗教のお話で、「ユダヤ教とユダヤ人」について書いてみますね〜♪
ユダヤ教なんて、わたしたち日本人からしたら聞き慣れない宗教ですし、ユダヤ人の人数なんて、全人類のわずか0.2%しかいません。
しかし、わたしたちが現在社会で置かれた状態を読み解こうと思ったら、ユダヤ人という人種はとても重要な存在であり、言ってみれば、ユダヤ人によって、経済や世界情勢が決定されているとも言えるのです。
そのため、今回のお話は、単純に陰謀論的な意味合ではなく、ユダヤ教やユダヤ人について知ることは、「今後世界がどういった方向に向かうのか?」とか、「世界はどういった方向に向かおうと仕向けられているのか?」という理由を知るヒントにもなると思います。
少々コ難しいお話になるかもしれませんが、興味のある方は、ぜひ読んでみてくださいね〜(*´ω`*)ノ
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そもそもユダヤ教ってどんな宗教?
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、これらの3つの宗教は、同じ神を崇拝している宗教で、出処は同じと言えます。
そして、その大元となっているのが、世界最古の宗教と言われる「ユダヤ教」なのですね。
その歴史は、紀元前20世紀、つまり今から4000年も前に、アブラハムが神ヤハウェと契約を交わしたことにより始まったとされています。
神ヤハウェから選ばれたアブラハムというオッサンは、ヤハウェから「あんたに教えを授けるよ!」と言われ、アブラハムは数々の掲示を受けました。
そして、その教えがまとめられ、「旧約聖書」が出来てユダヤ教が誕生しました。
その後、紀元前13世紀に、神ヤハウェの力によって預言者モーセが海をパカッと割って奇跡を起こし、エジプト人から奴隷として迫害を受けていたヘブル人を逃がすことに成功しました。
これがよく言われる「出エジプト」というやつですね。
それからもモーセは、神ヤハウェからの掲示を受け続け、これをまとめた物が「モーセの十戒」と呼ばれるものです。
エジプト人の迫害から逃げてきたヘブル人は、その後、イスラエルを建国し、ユダヤ教を信仰するユダヤ人として繁栄していきました。
ただ、ユダヤ教は、キリスト教のように「キリストという創始者」が存在したというハッキリとした歴史があるわけではなく、「聖書にそう書いてあった」というだけで、最初の起源は曖昧なものとされています。
そのため、一般的には「ヘブル人がイスラエルを建国した」といった辺りから、ユダヤ教とそれを信仰するユダヤ人が誕生したとされております。
そしてしばらくの間、ユダヤ人達は平和に暮らしていましたが、その後のユダヤ人の歴史は決して平和なものではなく、度重なる侵略と迫害を受ける事となっていきます。
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ユダヤ教徒の苦難に満ちた歴史と成り上がり人生
皆様ご周知の通り、ユダヤ人という人種は、大変過酷な歴史を歩んできているといえます。
その災難の始まりは、いまから1900年前で、イスラエルに住んでいたユダヤ教徒達は、ローマ帝国により滅ぼされます。
その時は100万が虐殺され、生き残った10万人のユダヤ人は世界中に散らばっていきました。
こうして、ヨーロッパ、アジア、アフリカなどの土地へ散っていったユダヤ人達は、何処の国へ行っても「よそ者扱い」を受けるわけですが、そんな状況下でも生きていかなければなりませんでした。
そのため、生存をかけて、ユダヤ人達は必死だったと言えます。
生き残るための方法を必死で考えたユダヤ人が思いついたのが、「卑しい仕事」や「ヤクザ商売」と呼ばれる、一般の人から「忌み嫌われる仕事」を率先して行うことだったのですね。
では、「卑しい仕事」として嫌われていた職種は何なのか?というと、それが金融業、つまり「金貸し」だったのです。
しかし、ユダヤ人たちも、他所の土地で生き残るために必死だったわけですので、金融業として権力者やお金を貸すことにより、次第に、その国の人達にとって無くてはならない存在へと出生をしていったのですね。
ただ、「金貸し」という仕事は昔からあったのですが、ユダヤ人はそれに「利子」という概念を上手いこと組み込んだのですね。
つまり、沢山のお金を貸す代わりに、利子を取って利益を出し、その利子を今度は他の人に貸す。といった事を繰り返していくうちに、次第に「財力」を付けていったのです。
現在、ユダヤ人の人口は全世界で約1500万人、世界人口のわずか0.2%に過ぎません。
しかしユダヤ人は、金融業を初めとした、他の国の人が絶対にやらないような事に次々とチャレンジしていき、現在では、わずか0.2%しかいないユダヤ人が、世界に大きな影響力を与えるようになっています。
たとえば、ノーベル賞を取る学者の30%はユダヤ人です。
というか、ダイナマイトを発明しノーベル賞を作ったノーベル自身がユダヤ人だったりします。
あの、アインシュタインもユダヤ人ですし、映画監督のスティーブン・スピルバーグ、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグもユダヤ人です。
Google、トイザラス、DELL、スターバックス、リーバイス、ラルフローレン etc..
これらの有名企業の創業者もユダヤ人です。
もちろん、日本にもユダヤ人は数多く渡っております。(この事は、またの機会に書きたいと思います)
ユダヤ人は、生き残るために知恵を身に付け、実力で勝ち残るような業界で、次第に頭角を現していくようになったのですね。
そのため、医者、法律家、音楽家、学者、こういった職業の人にはユダヤ人が多く、迫害の歴史から生き残る術を学んだユダヤ人は、現在では、その国にとって絶対必要な存在へと成り上がっていったと言えます。
ユダヤ教の教えとは?
旧約聖書には、こんな事が書かれてあります・・・・
あなたは、あなたの生まれ故郷を出て、わたしの示す地へ行きなさい。
そうすればわたしは、あなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。
これなどは、正に「聖書が預言書である証拠」とも取れるように、今までのユダヤ人の歴史を物語っているといえます。
実際、ユダヤ人は、自分の国を追われて色んな所に生き、その土地で独自に活躍してお金持ちになっていったわけですからね。
あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたを呪う者をわたしは呪います。
地上のすべての民族は、あなたによって祝福されるだろう。
これを簡単に説明しますと・・・
まず最初に、神は全人類を救済するために、その救済プランを伝える相手として、ユダヤ人であるアブラハムを選びました。
そして、アブラハムに「ユダヤ人は全人類を導き、人類を救済するのもユダヤ人なのだYO!」という事を教えました。
ちなみに聖書では、ユダヤ人は、「ユダヤ人である」というだけで、最初から神に祝福されています。
しかし、異邦人(ユダヤ教以外の人)であっても、「ユダヤ人を祝福する人は神から祝福される」のですが、逆に「ユダヤ教を呪うものは神から呪われる」とも言われているのですね。
そして、ここからがちょっとややこしいのですが、ユダヤ人が聖書とする「旧約聖書」は、大きく分けて3種類あります。
「トーラー」、「ネビーム」、「ケトビーム」で、これをまとめて「タナハ」と言います。
しかし、今のユダヤ教徒は、「タナハ」だけを信じているわけではなく、そのほかの聖書も信じているのですね。
じゃぁ、その他の聖書って何なん?ってことになるのですが、それが「ミシュナー」と、ミシュナーを要約した「ゲマラ」です。
では、この「ミシュナー」と「ゲマラ」は誰が作ったのかと言うと、聖書を読んで解釈をした「宗教学者」によって後から作られたものなのですね。
つまり、ミシュナーやゲマラは、本当は聖書ではなく、「聖書の解説書」という位置づけなのです。
ところが、次第に年月が経つにつれて、ミシュナーとゲマラも、本来の聖書と同じ威厳を持つように変わってきてしまったのですね。
そして、聖書のなかには更にもう一つ、「タルムード」という後から作られたものも存在します。
タルムードは、ミシュナーとゲマラを、さらにその時代に合わせて解釈し直し、合体させて作られたものです。
ユダヤ教信者は何種類もの派閥に別れており、「タナハ」を信じるグループ、「ミシュナー」を信じるグループ、「タルムード」を信じるグループなど、色々宗派があるわけで、ここがユダヤ教のややっこしい部分でもあります。
ちなみに、現在のビジネス本によくある「ユダヤの教え」というのは、主に「タルムード」に書かれてあることが参照されております。
そして、ユダヤ陰謀論に見られるような都市伝説も、タルムードの教えが元になっています。
たとえば、タルムードにはこんなことも書かれてあり・・・
ユダヤ人以外はゴイム(家畜)である。
ユダヤ人だけが人間なので、ゴイムはいくら殺してもよい。
と、されているのですね。
こういった教えが広まってしまっているために、「ユダヤ人=世界を支配している」と思われ、陰謀論として広まってしまっています。
しかし、先程も書いた通り、タルムードは聖書の解説書をさらに要約した解説書であり、そもそもユダヤ人が作ったのではないのですね。
どういう事かといいますと、「あるもの達」が「ユダヤ人を悪人に仕立て上げるための陰謀」として、タルムードを制作したのです。
たとえば、ロックフェラーもユダヤ人だと言われていますが、実は、ロックフェラーは途中からユダヤ教に改宗したユダヤ人で、こういった途中からユダヤ教に改宗した人たちは「偽ユダヤ人」なんて言われています。
わたし自身も、「ユダヤ人=悪」とは考えておらず、どちらかというと、世界を牛耳る偽ユダヤ人のグループが、タルムードという聖書を勝手に作り、それを利用し世界を牛耳っていると考えています。
そしてこれが、わたしがよく言っている「聖書はある者たちの都合が良い様に書き換えられている」という事なのですね。
ユダヤ人と陰謀論
「陰謀論=ユダヤ人」という話は、とても多いですね。
しかし、これは間違いだと思います。
簡単に言うと、「ユダヤ人が陰謀論に利用されている」というのが正しいのかな?と思います。
ユダヤ人達は、これまでの歴史の中で迫害を受け続けてきました。
なにしろ、2000年もの間、自分の国を持たずにバラバラになって生きてきたわけですからね。
他の民族ならとっくにその国の民族に同化して、民族自体が消滅してしまったことでしょう。
しかし、ユダヤ人は「ユダヤ人としての誇り」が人一倍高かったため、どれだけ迫害されても、賢く生き抜く知恵を身に着け、ユダヤ人であり続けたのですね。
そんなユダヤ人を利用して、タルムードという間違った解釈の聖書を新たに作り、陰謀論の悪役にされてしまったのがユダヤ人なのではないか?とわたしは考えています。
そして、これまでのユダヤ人の歴史は、「元々の聖書にすべて記されていた」と言われているのですね。
これが、「聖書は預言書である」と言われる所以です。
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→聖書に記された終末予言と大艱難時代
そのため、宗教学者や歴史学者の目線で見れば、これからの世界の動きを予測しようと思ったら、「ユダヤ人を見ていれば解る」と言われているのですね。
実際、今までの地球上の歴史を見ても、「ユダヤ人が移動した国が繁栄してきた」と言えるのです。
最後に・・・
今日はユダヤ教とユダヤ人について書いてみました〜
ちょっとこ難しいお話になってしまいましたが・・・
読んでいただき、ありがとうございました!
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