所有の概念が人を不幸にしてきた歴史

所有の概念が人を不幸にしてきた歴史




※このブログは2020.6.23にYoutubeにて動画公開した内容を、文字起こししたものです。

こんにちは、スピリチュアリストのNORIです(*´ω`*)

今日もご視聴いただき、ありがとうございます。

今日は「所有をするという考え方」について、色々とお話ししてみようと思います☆(*´∀`*)


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所有から共有の時代へ

わたしたちは、いろんなモノを所有したがります。

家にしても、車にしても、お金にしてもそうですし、とりあえず、自分のところに「所有」をしたがります。

ただ今後は、こういった「所有をする」という考え方は、時代の流れとともに大きく変わっていくだろうな・・・と、わたしは予想してるんです。

今日のお話の結論を先にお話ししますと、これからは「所有」ではなくて「共有」なんですね☆

モノにしても、財産にしても、皆で共有し合うような方向へ時代が流れていく・・・と言えるんです。

今でも既に「所有」という概念が、溶けてきてるものもあり、たとえば、今は車を所有しない人が増えてきています。

今は「カーシェアリング」が、かなりスタンダードになってきましたし、都会に住んでいる方から、どんどん「車を所有しなくなる」という流れになってきています。

といっても、今後も「所有」という考え方が、まったく無くなることは無いと思うんですよ。

たとえば、個人が自動車を所有しようと思ったら、今後は税金も高くなるでしょうし、極端な話、もう一部のお金持ちしか車というものを所有することが出来なくなるんじゃないか?と思うんですね。

わたしは車が好きで、今でも車には拘っている方なんですけども、でもあと10年20年と経ったら、私もたぶん、もう車は所有していないんじゃないかな?なんて自分でも思います。

あとは、身近なところで話をしますと・・・

皆さんも、今は、音楽のCDとか映画のDVDを、自分では所有していないと思うんですよ。

一昔前は、音楽のデジタルデータを、自分のスマホとかパソコンのハードディスクに保存をする・・・ということを皆んなしていましたが、でも、こういう事も、今はだんだんとしなくなってきているんですよね。

たとえば、音楽を聞こうと思ったら、Youtubeの様なストリーミングのサービスで何時でも聞くことが出来ますし、映画を観るにしても、DVDを買うのではなくて、アマプラとかネットフリックスで観たほうが何かと便利だった!という事に、だんだんと多くの方が気づいてきたんですよね。

わたしも昔は、音楽のCDをコレクションするのが好きだったので、CDだけでも400枚とか500枚とか持ってたんですけども、もう今は全部売っちゃいましたが、でもその方が「管理をする」という手間も省けけますし、色々便利だと気づいたんですよね♪

とまぁこんな感じに、わたしたちは、だんだんと「所有をする」という事を、自然と手放す方向へ進んでいるのです。

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「お金を所有しなければならない」という洗脳からの開放

これから起きる事として、わたしたちは「所有をする」という考え方の「最も大きなもの」を捨てていく事になるだろうな・・・と、私は予想をしているのですが、それが何?と言いますと・・・

おそらく、多くの方が「お金を所有する」という概念を捨てていくことになるのではないか?と私は思うんです。

そもそも、お金というものは、本来は所有できるようなものではないんですよ。

お金というのは、言ってみれば、ただのツールなんですね。

自分のやりたい事とかを実現するための「道具」にすぎないんです。

お金とは本来こういうものですし、お金自体に価値があるわけじゃないんですね。

価値を交換するために「お金という道具を使う」というのが、本来のお金の持つ機能なんです

ところが私たちは、いつの間にやら「お金自体に価値がある」という幻想を持つようになってしまったんです。

これは何故か?と言うと、「お金自体に価値がある」という教育を受けてきたからという理由も、もちろんあります。

あとは、別の動画で、これからは多くの方が「お金教」という「お金を崇拝するような考え方」から卒業できるようになるよ〜って話してるんですけども・・・

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それは何故か?と言うと、まぁ早い話、今の金融システムが何処かの時点でクラッシュする事が予想されるからなんです。

これは、わたしの予想というか、わたしの希望的観測も含む話なんですけども・・・

金融がクラッシュすると言っても、日本の場合は、今の紙幣の価値がすべてゼロになって、株式も債権も全部紙切れになっちゃう!と言ったような、そんな大事にはならずに、割とスムーズに「次世代の金融システム」に移行できると思うんですね。

たとえば、ブロックチェーン技術を使った完全デジタル化の「合成覇権通貨の様な通貨システム」に、割とスムーズに切り替わるだろうな?と予想しています。

日本に限って言えば、極端なハイパーインフレとか預金封鎖は、たぶん起きないとは思うんですけども、でも、ほとんどの人は、収入も資産は、いくらかは減る方向には進むおんではないか?とは思うんです。

こうなれば、多くの人は、嫌でも拝金主義から開放されるということになると思うんです。

でも、わたしとしては、これは時代の流れとしては、凄く良いことだと思うんですよ。

何故かと言うと、やっぱり、どう考えても、今の資本主義のシステムには欠陥があるからです。


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資本主義は終焉するのか?

今の資本主義のシステムは、要は「借金主義システム」なんですね。

今のお金のシステムは、誰かが金融機関で借金をすることによって、お金というものが「信用創造」という仕組みによって作り出されて、それを返済する際に「利子」というものを余分に払わなくちゃいけない様な仕組みになっています。

だから、今の資本主義のシステムというのは、借金が際限なく膨張をし続ける様になってるんですね

でも、いくら借金が増えても、全世界の人がモノや食料を作り出す生産量が際限なく増え続けるわけじゃないので、だから、株式にしてもそうなんですけども、お金の量と実体経済とは、まったく比例しないんですよ。

今は、米国株も日本株も、どんどん値段が上がってるんですけど、こんなの誰が観てもオカシイって気づくと思うんですよ。

まぁ簡単な話、日銀が自分で株を買って無理やり株価を吊り上げているだけなんですどね(笑

だから、ついこないだまでは「皆で自粛しよう〜!」とか言って、経済活動を止めて凄い不景気になったんですけども、今後は一転してバブルのような状態になることが予想されるんです。

皆さんも、これからのテレビやネットのニュースを客観的に俯瞰して、よく観ててもらうと、だんだんと解ってくると思うんですけども・・・

これからは、おそらくメディアは一斉に、「いよいよ令和バブル到来!」とか、「今はこの不動産が買いです!」とか、「今のこのタイミングで、皆んなで米国のインデックス株を買って資産運用しましょう!」とか、こういう情報が一気に増えてくると思います。

でも、ちょっと賢い人なら、こんな浮ついた情報に惑わされないんですね。

膨らみすぎたバブルというのは、いつか弾けるんです。

で、今度バブルが弾ける時というのは、もう今までにない弾け方になるんですよ。

と言っても、日本は、そんなに大事にならないだろうなっ・・・と、私は勝手に考えてるんですけどもね(笑

そして、バブルが弾けて、最終的には多くの方が「お金教」という宗教から開放されるんです。

そうなると、今までの「所有の概念」というのも、もう根本的に考え直すことになってくると思うんですよ。

たとえば今は、一部の不動産にありえないような値段がついて、それによって一部の人間が莫大な富を得るなんて社会構造は、これはどう考えても異常なんですね。

株式にしてもそうなんですけども「株を所有する」ということは、「会社を所有する」ということであり、つまりは「会社のオーナーになる」ということなんですけども、こういう構造があるから、ブラック企業問題とかが起きるんです。

株式会社という構造は、たしかに良い面もあるんですけども、でも、会社の存在意義が「株主のため」という考え方が、あまりにも強すぎるんですよね。

会社というのは、本当は従業員あっての会社ですし、会社で働く人間もそうですし、外注先とか地域社会の人とか、すべての人が幸せになる事がいちばん大切なはずなのに、それが、株主を儲けさせるために、経営陣は社員をリストラしたりとか、外注を叩いて叩いてこき使ったりとか、そういう間違った事をしちゃうんですよね

でも、こういう構造ではもう上手くいかないなって事に、いい加減みんなが気づき始めてるんですね。

だから、これからは、この構造も変えていくしかないんですよ。

これからは、株主が「会社を所有する」という考え方じゃなくて、「会社とは社員皆で作っていくもんなんだ」という考え方に変えていくことになるんですよ。

その時に、投資家というのは、そういう皆で作っていく会社という村社会のサークルを「応援する」というマインドじゃないといけないなって、わたしは思うんです。

投資をするにしても、「応援する」とか「支援する」というマインドであるなら、投資ビジネスも良いと思うんですね。

でも、ほとんどの投資家は、このマインドが逆なんですよね。

皆んな「自分が儲けたいから」という理由で株を買うから、だから、株価が落ちた時に「負けた」とか「損した」というオカシナ言葉が出てくるんですよね(笑

本当の投資の意味は、「応援」とか「支援」なので、仮に自分が買った株の価値が落ちても、それで文句を言っちゃいけないんですよ。

でも、結局は「株を所有する」という考え方が根底にあるから、こうなっちゃうんです。

だから、これからの時代というのは、一昔前に流行った「金持ち父さん貧乏父さん」の成功法則とか、ああいった「権利を所有することにより億万長者になりましょう!」なんて考え方自体が、もう時代の流れに反してるんです

 

人は、人をも所有しようとする

あとは、人間関係にしてもそうなんですよ。

たとえば、結構多いのは、親が自分の子供を「自分の所有物」の様に考えちゃうんですね。

でも、本当は子供だって、人格を持った一人の人間なので、ちゃんと尊重をしてあげないといけないんですよね♪

結構多くの親は、子供を自分の思うように育てようとして、「何処何処の学校に行きなさい!」とか、「将来はこういう職業につきなさい!」とか言って、子供を支配下においてコントロールしようとするですよね。

もちろん、この動画を観てくださるような方は、本当に子供がのびのびと育つような育て方をしている方のほうが多いとは思うんですけども、でも、世間一般的に言うと、子供を自分の所有物としてコントロールしようとしている人も、意外と多いんですよ。

私なんかは、自分の子供の頃を思い出してみると、近所のオッサンとかに結構怒られた記憶があるんですね。

まぁ、河川敷で焚き木してたりとか、怒られる様なことをしていた私が悪いんですけども・・・(笑

でも昔は、見ず知らずの子供でも、「あ、この子供、何か悪いことしているな!」「ちょっと危ないな!」と思ったら、自分の子供じゃなくても、「大人がちゃんと叱る」という文化があったんですね。

知らない家の子供でも、間違ったことをしていたら「近所の大人がちゃんと叱る」というのは、これは裏を替えせば、子供は地域社会の皆んなで守って、皆んなで育てるんだ!という考え方が根底にあったから、出来た事だとも言えるんです

それが、今はあまりにも個人主義が進み過ぎちゃいましたし、「親が子供を所有する」という考え方が、どこか頭の片隅にあるから、だから子供が苦しんじゃうんですよ。

こんな感じに、「所有をするという考え方」は、実は人間にとっては本質的なことではない!とわたしは思うんです。

やっぱり、「共有する」という考え方のほうが、本質的だと思うんですよ。

戦争が起きる原因を考えても、国が、「領土や資源をもっと沢山所有したい!」という欲があるから、戦争が起きるとも言えるんですね。

でも、地球上の領土は限られてるから、「もっと所有をしたい!」という欲は、「相手から奪う」という行動につながるんです。

だから、戦争が起きるんですね。

もちろん、国が領土や土地を所有するのは、これはやってもいいんですけども、ただ、今所有をしている土地や資源は、「あくまでも地球のモノをお借りして、今たまたま私が管理させていただいているだけなんだ」という、こういう事を解っていないと、おかしな事になるんですよ。

そもそも、人間には寿命があるので、どんなに長生きしても100年も経ったら、自分が生前に所有していたお金とか不動産とか、あらゆる権利も、全部手放して、誰かに譲ることになるんですね。

だから、そもそも論の話として、「人間が何かを所有する」ということは、本当は出来ないんです

お金とか、土地とかの財産を、所有したつもりになっているんですけども、あくまでも、地球さんから土地とかモノを管理する権利を、借りてるだけなんですね

で、自分が死んだら、その権利を誰か別の人に譲ることになるんです。

というわけで、人間は、そもそも何かを所有することは出来ないのに、これを「所有しよう!」と思ってしまっているから、そこから歪みが生まれて、人は不幸になる・・・という事なんですね。

というわけで、今日は「所有をする」という考え方について、話してみました。

今日もご視聴いただきありがとうございました。

スピリチュアリストのNORIでした。


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