否定と我慢のメカニズム〜なぜマスク警察をしてしまうのか?〜

否定と我慢のメカニズム〜なぜマスク警察をしてしまうのか?〜




※このブログは2022.3.13にYoutubeにて動画公開した内容をまとめたものです。

こんにちは♪NORIさんです(*´∀`*)ノ

今日もご視聴いただき、ありがとうございます☆

今日は、「否定と我慢のメカニズム」というお話です

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成功体験が承認欲求を満たしアイデンティティを確立する

わたしたちが反射的に相手を否定してしまう際、実はその裏側には意外なロジックが隠れていたりします。

たとえば、人間の自我は、赤ちゃんの頃には存在せず、成長するにつれて形成されてきます。

そして、自我は、わたしたちにアイデンティティを確立させようとします。

たとえば子供は、ひとりで服が着れるようになると「お母さん見て見て!自分で服が着れたよ☆」なんて感じに嬉しそうに親に見せに来ます。

ああいった子供の行動は、「お母さんに褒められたい☆」という承認欲求から来ており、そして、実際にお母さんに褒められることによって、それが成功体験になっていきます。

すると子供は、どんどん成功体験を得ようとし、成功体験によって自分のアイデンティティを確率しようとします。

これが自我のシステムによって、無意識下で行われているのです。

そしてわたしたちは、大人になってからも無意識のうちに成功体験を求め、成功体験によってアイデンティティを確立するために、どんどんと自分に縛りをかけていくのです

この典型例が「マスク警察」です。

マスク警察のメカニズム

たとえば、マスク警察をやる様な人は、本人も、望んでマスク警察やっているワケではありません。

しかし、過去からの積み重ねで・・・

「大人に褒められるようなことをする」

「褒められるという成功体験になる」

「アイデンティティを確立する」

という流れが無意識下に根付いているために、大人になってからは、今度は母親からではなく、「正しいことをしている」という成功体験を求めて、それで「社会的に認められたい」というアイデンティティを満たそうとします

ところが、「正しいことをする」というモチベーションで得られる成功体験は、大抵の場合、本当は本人もやりたくないことを我慢してやっているワケです。

たとえば、子供の頃に「廊下を走るな!」と先生に注意された子も多いと思いますが(笑)、本当は皆んな廊下を走りたいワケです。

しかし、廊下を走るのを我慢する子は、先生から「良い子」として認められ、自分の承認欲求を満たすことが出来ます。

多くの場合で子供は勉強が嫌いですが、しかし、先生や親から褒められるという成功体験を求めて、「本当は嫌だけど我慢して勉強する」を繰り返してしまう子がいます。

しかし、我慢の対価として、「先生や親から褒められる」→「成功体験になる」→「アイデンティティが満たされる」というロジックが出来ると、子供は「我慢をすることで自分を満たす」ということが習慣化されてしまうのです。

マスク警察で例えるならば、本当は本人もマスク警察なんてやりたくないけども、自分自身のアイデンティティを確立するために、我慢をして、やりたくないマスク警察をしているのです。

そこへ、涼しい顔してノーマスクで歩いている人なんかを見つけると、「俺は人から認められたくて、したくもないマスクをしているのに、ノーマスクで歩くとは何事だ!」と言った感じに、我慢のエネルギーが外側に向いてしまうのです

これが、アイデンティティを満たすための我慢から来る、相手を否定してしまうメカニズムです。

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自分に厳しい人は他人にも厳しい

他人に厳しい人は、同時に、自分に厳しく、昔から自分に我慢を課している人だと言えます。

心の奥底にある、「認められたい」「アイデンティティを確立したい」という原動力で、自分に義務を課している人が、努力もせずに自由に生きている人を見ると、反射的にムカついてしまうのです(笑

マスク警察になるような人は、子供の頃は、学校や親の言うことを聞くことが、成功体験に綱がってきたタイプなのだと言えます。

ヤクザ映画やアクション映画の中の主人公が何故魅力的なのか?というと、主人公が、ルールに縛られずに好き放題に生きてるからです。

本当は誰の心の中にも、「ルールなんて守りたくない!」「破天荒に生きたい☆」という願望があるものです。

政治家に対して必要以上に怒りが湧いてしまう人は、「わたしはこんなに真面目にやってるのに!」という、自分に課した厳しさが大きい人です。

会社の上司に怒りが湧くのも、「わたしはこんなに頑張ってるのに!」と、自分に課した我慢が大きいからなのです。

最後に・・・

これからの時代は「許し」が大事であり、「愛」が大事だという事は繰り返しお伝えしている通りです。

お互いの多様性を認めあって、承認し合うような世の中にしていかないと、人類の進化はここで止まってしまうことでしょう。

そのため、「相手を否定する」を、やっている時点で、実はスピの界隈で言われている「次元上昇」や「目覚め」とかいうものとは逆方向に向かって行くということになっちゃうのですね☆

反射的に他人を否定したくなったとき、自分の否定の原動力は「我慢」や「義務感」から来ているというメカニズムを俯瞰して見てみると、実はどうでもよい事で否定の感情が湧いてきているんだ!と、心邑楽かに思えるものですよ♪

読んでいただき、ありがとうございました(*´∀`*)ノ

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