勝負で勝たなくても豊かにも幸せにもなれる☆競争思考の洗脳教育に気づこう!
※このブログは2020.10.11にYoutubeにて動画公開した内容を、文字起こししたものです。
こんにちは、スピリチュアリストのNORIです(*´ω`*)
今日もご視聴いただき、ありがとうございます。
今日は、「私たちは、人生で勝負に勝たなければ幸せになれない!!という洗脳を受けてきている」という話をしたいと思います。
これは、わたしが以前からお伝えしていることですが、わたしたちは子供の頃から、誰かと勝負をして勝たなければ幸せになれないんだ。という教育を繰り返し受けてきているのです。
そして、言ってみれば、この刷り込みが、不幸を生む根本原因なのです・・・
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価値を生み出すから、その対価としてお金が貰える
以前もこんなお問い合わせを頂きましたが・・・
長年FXをやっていますが、全く利益が出せません。
これは、人生を間違った方向に進めているという合図でしょうか?
もうFXは辞めたほうがいい!というサインなのでしょうか?
とのことでしたが・・・
もちろん、同じことを何度やっても上手くいかず、なおかつ全く楽しさやワクワク感も感じないということでしたら、それは、進む方向を間違えてると言うことです。
しかし、この方の場合、それ以前に、資本主義の仕組みや為替の仕組みをちゃんと理解してFXをやっているのか?ということのほうが大切なのです。
本当にFXが好きなら、ワクワク感に従い、通貨の仕組みや経済の勉強を放っておいてもしてしまうことでしょう。
その結果、楽しみを感じたまま、どんどんとFXのプロになっていくものです。
とは言っても、わたしたちの今生きている資本主義の仕組みの中では、自分が勝負に勝ったら、その分、誰かが負けている事になるという基本原則があります。
特に、FXと言うのは、通貨の差額で儲けを出す、言ってみればギャンブルの様なモノです。
だから、仮にFXで自分が利益を出したからといっても、それによって、他の誰が幸せになっているわけではありません。
せいぜい、マージンを取っているFXの運営会社の社員が給料を貰えて幸せになっているくらいで、自分が利益を出した分は、他の大多数の人は損をしていることになります。
だから、FXはギャンブルなのです。
ただ、「ギャンブルが悪い事なのか?」というと、決してそんな事はありません。
わたし自身はギャンブルにはまったく興味もないですが、ギャンブルが好きな人はそれはそれで全然良いと思いますし、ギャンブルで生計を立てるのも全然良いと思います。
今は、パチプロもだいぶ少なくなってきたみたいですが、でも実際に、プロとしてパチンコやってる方は居ますし、それはそれで、ちゃんと自分軸で生きていると思います。
わたしの知り合いにも、FXで1億作った人が居ますし、仕事上のお客さんにも、自営業をやりながら片手間でFXをやって、毎年1000万以上利益出している方も居ますし、こういう生き方は、それはそれで格好いいと思います。
でも、今の社会の通貨システムの中では、基本的には、お金はAさんからBさんに移動をするだけなのです。
だから、「事業」というものをするのならば、お金を移動させたた分、お客さんに何らかの価値を与えるのが必要なのです。
経済的自由人の本当の意味
たとえば、自分が何か事業を始めるとして、「この事業に関わる人を全員を勝たせよう!」と思っても、実は、それは無理なのです。
仮に、「近江商人の三方良しの原則」を守り、自分も利益を出して、お客さんにも喜んでもらって、地域社会も活性化して・・・と事業を進めていったとしても、自分の事業を大きな視点で俯瞰した時、その事業をやっている地域以外の別の地域では、顧客が少しづつこちらの地域に流れたという事になってしまいます。
だから、自分も含めて、自分のコミュニティや、自分の地域が経済的に勝つということは、実は「別の地域を少しづつ負かせている」という事にしてしまいます。
たとえば、日本が高度成長期でイケイケだった頃は、日本国内で見れば、皆の給料が一律に上がり、テレビに洗濯機に自家用車・・・と、日本人全員がどんどん豊かになっていくことができました。
しかし、その分、日本以外の国(欧米とか)は赤字になっていきました。
日本人が、どんどん給料が上がってウハウハだったころ、アメリカは、日本製品や日本車の打ち壊し運動なんかをしちゃって、大変だったわけです。
だから、これは以前からお伝えしている事になりますが、今の貨幣システムを中心とする経済の仕組みの中では、全世界の人すべてが一律にお金持ちになるというのは有り得ないのです。
どこかが儲ければ、どこかが損をする様になっています。
しそして、この基本原則を知った上で、FXでも、株式投資でも、やれば良いのでは?と思います。
よく「経済的自由人になりましょう!」と、言ってる人がいます。
別に、経済的自由人を目指すのは、全然良いと思います。
不動産収益や株の配当で、何もしないでぶらぶら遊んでいても年間400〜500万入ってきたら、それで経済的自由人だと言えるでしょう。
でも、それくらいの不労所得を得ようと思ったら、少なくとも1億以上の投資はしないと無理でしょう。
その上で、仮にあなたが、寝ててもお金が入ってくる状態が作れたとして、では何故そんな状態が実現できるのか?というと、それは今の社会システムが資本主義だからであり、あなた(資本家)が寝ている間に、労働者の皆さまがちゃんと労働をして「価値」を生み出してくれているからです。
この社会は、1%の資本家と99%労働者によって成り立っています。
だから、「経済的自由人になりましょう!」と言っているのは、言い換えると、「自分はピラミッド構造の上層の1%に入り、下層の99%の労働者が生み出す価値を吸い上げて生きていきましょう!」と言っている事になります。
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でもここで面白いのが、スピリチュアルな話や精神的な話をしながら、「あなたも幸せな経済的自注人になりましょう!」と言ってしまっている人も居るという事実です。
この場合、言っている本人も、お金の仕組みを解ってないからこんな事を平気で言えてしまうのでしょうが、でも、本当に現在の通貨制度を理解しているなら、スピリチュアルなフワフワした話をしながら、更にオンラインサロンで人を集めて「経済的自由人なるセミナー!」とか言っちゃっている時点で、とても罪な事をしていると思うのです。
もちろん、本人が解ってない場合がほとんどなので、仕方がないのかな?とも思いますが、しかし、こういった事を全て計算ずくで解ってやってたら、これは相当の悪党だと言えます。
なぜなら、全員が資本家になる社会なんてそもそも成立しないですし、そんな事は物理的にありえないからです。
万に一人しかいない資本家になって、「経済自由人になりましょう!」と言うということは、言い換えると、「労働者の皆さまに働らいてもらって、わたしは遊んで生きていきます!」と宣言しているのと同じです。
そして、こんな歪んだ成功法則を、スピリチュアル的な話を交えて堂々とセミナーで喋っているいる人達もいるということです。(なんちゃら父さん、なんちゃら父さんの人とか・・・)
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資本家を目指すなら、労働者のために責任を果たしたほうが良い
資本家になるということは、それなりの責任が伴うということです。
その責任とは何か?というと、「労働者の方に生み出してもらったお金などの価値を、地域社会の幸せのために上手使う」という責任です。
ところで、日本では税金の仕組みが「累進課税制度」になっています。
日本の税金の徴収率というのは、大雑把に言って、一部の高収入の方の払う税金で賄われています。
年収800万以下の人が払う税率では国は運営できない。
よって、年収800万円以下の人は、国に食べさせてもらっている状態である。
こんな話を聞いたことがある方も多いかとは思います。
この論法を導き出すための税金の計算の仕方が合っているのかどうか?は、一旦隅に置いておいて話を進めますが・・・
実際の話・・・
年収1000万の方だと、手取り600〜700万くらいで、残りの300万〜400万は税金として国に徴収されます。
年収2000万だと、手取りは1200〜1300万くらいで、700万〜800万は税金で払う事になります。
年収が1億を超えると、税金のほうが多くなり、5500万円税金で払って手取りは4500万くらいになります。
だから、日本は累進課税制度であるがゆえに、納税額の半分は、上位4%に満たない収入が年収1000万以上の人によって賄われているのは間違いがないのです。
そういった意味では、「一部の高収入の人が、地域社会のために沢山のお金を使う」という社会貢献的な目的は、今の時点でも達成されているとも言えます。
たとえば、ZOZOの前澤さんは物凄い高収入で、「1億円プレゼント!」なんて色んなキャンペーをやったりしてるみたいですが、高収入の方というのは、ああいうことを率先してやった方がいいと思うのです。
何故かと言うと、会社のオーナーの収入なんて、元はと言えば、労働者の方によって生み出されたお金に過ぎないので、だから、儲けたお金は、労働者に還元をしたほうがフェアなのです。
勝たなければ豊かになれない!という仕組みの根底が壊れ始めている
これまでの話で伝わったかとは思いますが、現在の資本主義のシステムでは、「経済的な成功するためには、誰かに勝たないと難しい」という構造になっています。
しかし、勝負に勝って上に行ける人なんて、極一握りです。
勝負に勝てない人は、ピラミッド構造の底辺で劣等感を植え付けられてしまう・・・というのが、これまでの社会構造です。
ただ、何時もお話しているように、今後、数年をかけてこの社会システムも変わっていきます。
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わたしたちは、学校教育や、マスメディア、映画や漫画や、雑誌に書いてある事などから、「ありとあらゆる場面で勝負に勝たなければならない!」という常識感を刷り込まれてきました。
もちろん、これまでの資本主義のシステムがこれからもずっと続くなら、わたしたちは、勝負に勝たなければ経済的な豊かさを得るのは、あいかわらず難しかったかもしれません。
そのため、常に上へを目指すこと、どんどんと勝ち続けること、これが幸せになるための条件だと教えられてきたのです。
今の貨幣経済は、誰かが金融機関で借金をすることによって、そこに利子というものが発生し、その利子を返済するために常に成長し続けないければならないという、不自然な仕組みになっています。
しかし、その不自然なシステムにストップをかけたのが、今回のコロナだったのです。
コロナによって世界中の経済がいとも簡単に止まってしまい、多くの方が、これまでの既存のシステムの「いびつさ」に気づいたわけです。(いまだ全然気づいてない人もいますが 笑)
そして、これはあくまでもわたしの考えですが、今後もこういった既存のシステムを壊そうとする力は働くでしょうし、また何かが起きてくるのではないか?と思います。
それが、コロナの第2波か?第3波か?は解りませんが、もっと多くの人が、「今のシステムはオカシイ!」と気づくために、再度、気づきを与える様な出来事が起きてくると思います。
しかし、仮にそういった何かが起きてきたとしても、別に怖がる必要もありませんし、こういった精神的な学びをしている方々は、いままでどおり普通にしてれば何も問題はないのですけどね(笑
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目先の利益を追っかける稼ぎ方は上手くいかない
今回のように、「FXが上手くいきません!」と質問を下さった方も、まずは、ちゃんと今の世の中のお金の仕組みや経済の仕組みを学んだ上で、では今度、5年後、10年後、社会はどうなっていくのか?を予測して、FXをやったほうがいいのでは?と思います。
こういった未来予測的な話は、わたしの動画を観てもらっても良いですが、今は色んな方が情報発していますので、それらをちゃんと自分で汲み取った上で、FXをするのはいいと思うのです。
繰り返しますが、今後、5年10年とかけて、社会の仕組み全体が大きく様変わりして行くのは、これはもう必須なのです。
その上で、もしも、わたしならどうするか?
わたしなら、FXなんてやりません(笑
何故か?と言うと、自分の為にならないからです。
それよりも、自分の手にあるスキルにもっと磨きをかけるとか、更に別のスキルを学ぶとか、本を読んで勉強するとか、まわりの人間関係を大事にするとか・・・こういった事に時間を使います。
それが、結局は自分の為になるのです。
これはどんな仕事でもそうですが、「目先の利益を追いかける商売のやり方」は、大抵は上手くいきません。
例外として、「この商品は3ヶ月だけ販売し、200万くらい売上作ったら撤退します!」「あとは、儲けたお金で旅行にでも行って1ヶ月くらい遊びます〜!(笑」と、こんな感じに、最初から単発的で短期的な商売をするのなら別に良いと思います。
しかし、自分がこの先、その仕事をずっと続けたいと思っているなら、利益を前取りするのは良くないのです。
たとえば、わたしなら、今やっているWeb制作やIT関連の仕事は、これからも続けたいと思っています。
そこで、「どうせ客にはバレないだろうから・・・」と言って、見積もり金額を上乗せしたりしても、結局は自分の首を絞めるだけです。
実際、過去にそういう仕事の仕方していた人が居て、その人の事をずっと見ていましたが、そんな商売のやり方で上手くいハズがないのです。
それよりも、顧客の信用を獲得することを考えて、利益を出すポイントを半年後とか1年後にずらしたほうが、結果的に沢山利益を出せるものです。
そしてこんな時も、これからの時代は「ビジネスで勝負する」というマインドは必要ありません。
もちろん、「ビジネスで勝負がしたい!」という人も、それはそれで間違いではないですし良いと思います。
でも、勝負をしない!という選択をしても、これからは上手く行くのです☆
戦って勝たなくとも、十分に幸せで豊かになれます
さて、前置きがかなり長くなっておりますが、ここまで読んでいただき、ありがとうございます☆
ここからがやっと本題ですが・・・
たとえば、わたしは今、働いている時間は実質、1日2〜3時間くらいです。
まったく仕事をしない日も、週に何日かあります。
それでいて、普通のサラリーマンの何倍も稼いでいます。
わたしは別に不労所得があるわけじゃなく、単に、生み出す仕事の価値が高い(利益率が高い)から収入が多いだけです。
だから、今は結構暇ですし、心にもメチャクチャ余裕があるので、筋トレとかを始めたりしてるワケです(笑
わたしがこの状態になるまでに、わたしが過去にやってきたことを振り返っても、結局「勝負」なんてしていないのです。
こんなわたしにも、過去に、ビジネスの事を色々と教えてくれた人が居ます。
では、その人からどういうことを教えられてきたのか?というと、「まずは、敵(ライバル)を定めて、敵の会社の売上がいくらあるか?を徹底的に調べ、そいつを倒すことを考えろ!」と教えられてきました。
でもわたしは、当時から、この競争思考的な「勝負で勝つ!」という教えにすごく違和感を感じていましたので、結局は、その人から学んだ論法は全て無視しました(笑
「孫子の兵法」にも書いてある通り、「究極の強さ」というのは、戦って相手に勝ち続けることではありません。
究極の強さとは、戦わずして、気づいたら勝っちゃってる事です(笑
そして、ここからは私の持論も入りますが・・・
戦わずして勝てるなら、「逃げる」という選択も、大いにアリなのです。
逃げる時には、敵に「あっ!あいつ逃げたな」と、思わせるスキを与える前に、完全に逃げ切っちゃうのが理想でしょう(笑
この論法を仕事に例えると、どうなるかと言うと・・・
「この仕事を引き受けてもウチで出来るかな〜??」と迷った場合、「引き受けて無理やりにでもその仕事をやる!」というのも一つの手ですが、あえて「引き受けずに断る」というのも、決して仕事から逃げてるのではなく、選択の一つなのです。
ただ、これがサラリーマンの場合だと、大抵はノルマがあるので「逃げる」とか「断る」という選択は許されない事が多いのではないでしょうか?
だから、一般的には「逃げること」は悪いことだとされていますが、わたしは「逃げる」ということに関して、大いに推奨しますし、仕事だけじゃなく、人生の色んな事に対しても、どんどん逃げればいいと思います。
仮に逃げ切れないなら、しょうがないから腹くくるしか無いですが、でも、基本は「逃げるが勝ち」なのです(笑。
しかし、こういう考え方は、旧来の「勝負に勝たなければ幸せになれない」という固定観念を持っていると、なかなか頭に浮かんでこないものです。
わたしたちは、子供の頃から常にテストで順位をつけられ、「今度は何点取りましょう!」と、先生や親からハッパをかけられて育ってきました。
勉強だけでなく、スポーツでも同じで、常に「勝ち負け」で結果を出すことを突きつけられてきました。
「来年は勝つぞ〜!」「勝たなければ、お前は人としての価値はない!」と言ったようなことを、皆んな平気で言い合っていたのです。
しかし、こういった、「勝負に勝たなければならない」という価値観自体が、そもそもオカシナ価値観だということに気づいてほしいのです。
私が普段からお話している「常識を疑いましょう!」というのは、こういうことです。
というわけで、今日もご視聴頂き、ありがとうございました!
スピリチュアリストのNORIでした。
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