馬鹿と賢さの境界線【具体性と抽象度】学ぶほど本質から遠ざかるパラドックス

馬鹿と賢さの境界線【具体性と抽象度】学ぶほど本質から遠ざかるパラドックス




※このブログは2022.4.13にYoutubeにて動画公開した内容をまとめたものです。

こんにちは♪NORIさんです(*´∀`*)ノ

今日もご視聴いただき、ありがとうございます☆

今日は「馬鹿と賢さの境界線」と題しまして〜

「学ぶほど本質から遠ざかってしまうパラドックス」や、「具体性と抽象度」についてお話していきますね☆

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抽象度を上げよう!と言われている理由

かつてオウム真理教に洗脳されていた人たちは、高学歴の人たちが多かったようですが、では何故あんなに頭の良い人たちが簡単に洗脳されてしまったのでしょうか?

実はここには「頭のいい人ほど本質から遠ざかる」というパラドックスがあったのです。

ただ、ここで言う「頭の良さ」とは、所謂、偏差値(だけ)が高い様な人が当てはまります。

簡単に言うと「偏差値が高い」=「賢さ」ではないのです。

ここでちょっと「具体性と抽象度」の話をします。

たとえば、ワンちゃんを例に出して「具体性と抽象度」の説明してみますと・・・

ワンちゃんには、ビーグル犬、ハスキー、マルチーズ、チワワetc..色んな種類が居ます。

ここで、「ビーグル犬」にフォーカスすをすると、ビーグル犬の中には、「トライカラー」「レッド&ホワイト」「レモンカラー」の三種類がいるのだ☆なんて具合に、具体性を追及することが出来ます。

更に具体性を追求していくと、「ビーグル犬はヤンチャな性格です」「ビーグル犬は中型犬です」etc..と言った具合に、細かい方向へ説明していくことが出来ます。

これが、物事を「具体性」の方向へ考察していくということであり、所謂「左脳的」な考え方です。

対して、物事を「抽象的」に考えていくとどうなるか?と言うと・・・

「ビーグル犬は、犬という種類に属します」という方向へ考えていくことになります。

犬という種類には、狼やクマも含まれるので、具体性がボヤケてきます。

更に抽象度を上げると、「犬は哺乳類です」と言った方向へ考えることが出来ます。

となると、哺乳類は犬だけでなく、猫や鹿や馬やネズミなど多種多様にわたるので、更に具体性がボヤケてきます。

もっと抽象度を上げると、「哺乳類は動物の中に含まれる」ということが解ってきます。

更に抽象度を上げると、「動物は、植物などの生物の中に含まれ、生物は即ち命です☆」なんて感じに、どんどん広範囲に広がって行きます。

これが「抽象度」を上げるという考え方です。

この様に、物事を「具体性」の方向へ進めると「解りやすく」なります

反対に、物事の「抽象度」を上げていくと「解りにくく」なります

では、これが、オウム真理教の洗脳の話と、どう繋がってくるのでしょうか?

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専門知識があっても抽象度が低いと馬鹿になる!?

これまで、わたしたちが教えられてきた教育体系による勉強の仕方は、物事を具体性の方向へ進める為のやり方が取り入れられてきました。

もちろん、それが悪いという話ではありません。

こういった教育体系は、これまでの歴史的背景に合わせて「良かれとして、そうしてきた」というだけです。

たとえば、接客の仕事をしたい方は、接客の「具体的なスキル」を勉強します。

接客業をしたいなら、商品やサービスの名前などを覚える必要があるワケです。

では、そのお店を経営する経営者には、どういったスキルが求められるのでしょうか?

実は、経営者の方は、商品の細かな機能や接客の訓練プログラム等は、ざっくり把握しておけば良いわけで、それよりも、毎月のお金の動きであったり、株主のこと、地域の中でのお店の立ち位置を把握するなど、全体としてのオペレーションを考える必要があるわけです。

この様に、お店で例えると、スタッフに求められるのは「具体性」であり、経営者に求められるのは「抽象度の高さ」ということが出来ます

しかし、これまでの時代は、具体性の方向に極端にベクトルが振られた教育や、仕事の訓練ばかりが行われてきました。

その弊害として、「知識のたこ壺化」が発生しているのです。

しかし、そもそも、教育により与えられてきた知識というのは非常に限定的であり、為政者にとって都合の良い情報しか、わたしたちは与えられていません

そういった箱庭教育の中で偏差値を上げる訓練をするということは、つまり、具体性を追及する方へ極端にベクトルを振るということになり、結果的に、偏差値だけが高い世間知らずのお馬鹿さんが完成するというワケです。

なので、テレビに出ている専門家と呼ばれる人ほど、実は物凄く大きな間違いをしたてたりする事も多々あり、意外と頓珍漢なことを話していたりするものです。

その原因は、知識を具体性の方向ばかりに進めた弊害であり、極端な偏差値教育の弊害を受けた人の方は、高い抽象度から見る「全体を見渡し」が出来ないために、逆に洗脳の影響を受けやすいというワケです。

つまり、いくら偏差値が高くても、抽象度が低ければ、賢いフリをした馬鹿なのです

なので、偏差値が高い人ほど洗脳されやすいということが起きてくるワケであり、結果として、オウム真理教の様な事件が起きてしまうというワケです。

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具体性と抽象度高さのバランスが大事

スピの界隈で「俯瞰をしましょう!」と言われているのは、言い換えれば「抽象度を上げましょう!」と言っているのと同じです。

たとえば、お坊さんの話がフワフワして解りにくいのも、お坊さんの話は「高次元」という視点から見た抽象度の高い話をしているからだと言えます。

イエスの話が全部例え話なのも、イエスの抽象度が高いからだと言えます。

抽象度が高くなると全体を捉えて話しをするために、どうしてもフワフワした話になってしまうのです。

そんな高次元の話を抽象度の低い人たちに向けて伝えようとするから、どうしても例え話になってしまうというワケです(笑

そして、理想を言えば、本人は抽象度が高い視点を保ちつつ、具体性の方向と、その反対側のベクトルの抽象度の高い方向へ、行ったり来たり出来ることが理想なのでしょう。

しかしこれは、なかなかフツーの人には難しいと思いますので、なので、物事を具体性の方向だけへと極端に進めることはオススメしないワケです。

解りやすいのが、陰謀論の方向へ極端に進んでしまう人です。

陰謀論を信じ吹き上がってしまう様な人は、物事を具体性の方向だけへと考え、抽象度を上げて全体を見渡せていない証拠なのです

そんな事になってしまわない為にも、抽象度を上げた視点で物事を捉える学習が難しいと思ったのなら、いっそのこと、情報収集を辞めて、平和ボケで居たほうが本人は幸せですし、楽しい人生が送れるというワケなのです(笑

読んで頂きありがとうございました(*´∀`*)ノ

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