人生はドミノ倒しです☆因果と縁起のお話
- 2022.04.01
- 目に見えない世界のお話
- 因果, 縁起
※このブログは2022.3.23にYoutubeにて動画公開した内容をまとめたものです。
こんにちは♪NORIさんです(*´∀`*)ノ
今日もご視聴いただき、ありがとうございます☆
今日は「人生はドミノ倒しです☆」というお話をしてみますね♪
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人生は全て原因と結果
仏教で言われる「因果」、お釈迦様の話される「縁起」という言葉は、人生のメカニズムの根源を説明していると言えます☆
簡単に言うと、起きる出来事は、全て「原因」があった上での「結果」が起きているワケであり、言ってみればこれが「因果」です。
たとえば、「ありがとうと言うと人生が好転します!」というお話も、「人生が好転した!」という結果の前段階には、「ありがとうと言う」という原因があったワケです。
では、その人は、ありがとうのアファーメーションの話を何処で知ったのか?と言うと、「NORIさんの動画観た!」とか、「小林正観さんの本を読んだ!」という前段階の「原因」があったハズです。
ではその人は、「何故NORIさんの動画を知ったのか?」「何故、正観さんという方の存在を知ったのか?」と言うと、その前段階として、「人生に辛いことが起きた」という原因があったのかもしれませんし、「人生を好転させたい!」という思いが湧いてきたという原因があったハズです。
ではその人は、「何故人生で辛いことが起きたのか?」というと、その前段階には、「ギャンブルにハマって全財産をなくした!」とか、「暴飲暴食をしたから病気になった」という、前段階の原因があったハズなのです。
この様に、起きることは全てドミノ倒しのように繋がっているのだと言えます。
たとえ、突発的な事故に巻き込まれた様な場合でも、突発的な事故に巻き込まれる前段階として、何らかの理由で、「あなたが事故場所にいた!」という、前段階の原因があったハズです。
つまり、起きることには全て原因があるのです。
しかし、その原因は、決して前世からの罰でもなければ、先祖の因縁でもありません。
ただ、原因と結果が、ドミノ倒しのように、宇宙誕生から何億年もずっと続いているのです☆
宇宙誕生から続く命のドミノ倒し
根源的に言えば、起きる出来事には「良い悪い」もありませんし、「幸せな出来事、不幸な出来事」とか言った意味もありません。
つまり、宇宙で起きることには全て意味は無い!というのが正解です。
確かに、起きることは全て数珠繋がりであり、ドミノ倒しのように起きるのですが、しかし、その繋がりの複雑さは、わたしたち人間に理解できるようなモノではないのです。
宇宙全体の完全な調和の中で完璧に起きている出来事は、AIのアルゴリズムでも到底及ばないような複雑さで繋がっていますが、しかし、その繋がりを紐解くことは、わたしたちには不可能です。
霊能者にお願いして過去世からの繋がりを見てもらったとしても、解ることはせいぜい、ひとつかふたつ前の前世くらいです。
しかし実際は、命は宇宙誕生からずっと繋がっており、一度たりとも途切れたことはありません。
そのため、わたし達は、誰ひとり死ぬこともなければ、それ以前に、誰一人として生まれてさえもいないのです(笑
起きる出来事を霊能者の方に鑑定してもらうと、「それはきっと守護霊さんが助けてくれたんだね☆」「危険が及ばないように守護霊さんが引き止めてくれたんだね☆」なんて鑑定をしてくれますが、実は、そういった解釈は、命のつながりの中で起きる連続したドミノ倒しの、ほんのドミノ数個分を切り取って解釈しているに過ぎません。
というワケで、起きる出来事の善悪などは、わたしたちには分析不可能!というのが本当のところなのです。
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オウム真理教はなぜ大量殺戮を計画したのか?
仏教で言われる因果を誤って解釈してしまったのが、オウム真理教などのカルト宗教組織だと言えます。
オウム真理教は、なぜ地下鉄サリン事件を起こしたのか?
なぜ彼らが、大量殺戮や政府転覆を計画していたのか?というと、彼らが仏教の因果を誤って解釈し、「因果とは、過去世の負債を返済することである」と考えたからです。
つまり、この世の人達が幸せになれないのは、皆んな過去世からの負債を背負っているからであり、だったら、その負債を出来るだけ早く返済すれば来世で幸せになれるハズだ・・・と、彼らは考えたのです。
つまり、オウム真理教は、本気で人助けをしたいと考えていたのですが、しかしその手法が、過去世からの因果の解消であり、それを、今できるだけ効率に行うことだ!という論法の上に、彼らは行動を起こしたのです。
この考え方は、密教やヒンドゥー教の考え方にも似ています。
実際、ヒンドゥー教を強く信じる熱心な信者は、車に轢かれて道端で死にそうになっている人を見つけても、助けようとはしません。
その理由は、車に轢かれて苦しでいる人を放置することが、その人の因果を昇華させることになり、結果的にその人を来世で幸せにするから・・と、信じているからです。
この様に、因果を誤って解釈してしまうことは、オウム真理教の様な危険な思想にも繋がってしまうワケです。
皆んな完璧な調和のシステムの中に生きている
私達の脳は、起きる出来事に対して「過去→未来」の因果関係を設定し、勝手にストーリーを作り上げます。
しかし、脳で作られたこういったストーリーは、宇宙全体で起きている無数のドミノ倒しの、ほんの数コマの部分を切り取って、脳が勝手に解釈をしているに過ぎません。
シークレットで言われるような引き寄せの法則の話も、「既に夢がかなったかのような振る舞いをした!」という原因に対して、「その出来事が実現した!」という結果の部分を、端的に切り取って解釈しているだけです。
なので、引き寄せの法則の論法も、決して嘘ではないのですが、その根本のメカニズムは誤解されています。
本当は、「願望実現した!」と解釈できる出来事の前後には、無数の「原因と結果」が存在しています。
しかし、その原因と結果の前後関係は、あまりにも綿密で完全な調和により動いているため、わたしたちに全体像を理解することは出来ません。
ただ一つ言えるのは、起きることは全て、完璧な調和の元に起きているということです。
たまに、「なぜ戦争や飢餓で苦しむ子どもたちがいるのか?」なんて質問をしてくる人がいます。
その理由をお答えしますと、それが宇宙の完璧な「原因と結果の法則」によって起きているからだ、というのが答えになります。
しかしここで、ひとつの方便として「その子供たちは、困難にチャレンジできるほどの勇気ある魂を持っているからだ!」なんて解釈をすれば、それで多くの人は納得をすることでしょう。
しかし事実は、起きることには意味はなく、ただ、完全な調和のもとに起きているのだ!というのが正解です。
というわけで、わたしたちは全員、完璧な宇宙のシステムの中で生きているのです。
なので、起きることは全て完璧に原因と結果で繋がっており、この繋がりのことを、お釈迦様は「縁起」と呼んだのです。
つまり、起きることは全て他力なのです。
自力では、何ひとつ起きていません。
したがって、人間には自由意志は1ミリも存在しないワケです。
だからと言って、やる気を無くす必要はありません。
あなたが、「いろんなことにチャレンジしたい!」と思うのも、「願望を実現したい!」と思うのも、その思い自体が縁起によって完璧に湧き上がってきており、あなた自身の自力によって思いが湧き上がってきているワケではないのです。
ということは、あなたは、なにをやっても良いですし、どんどんチャレンジしてもいいのです☆
なぜなら、それもまた、宇宙の完全な調和によって完璧に起きているからです♪
読んでいただき、ありがとうございました(*´∀`*)ノ
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